秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」樽開け・製品化作業を行いました(H30.1.14)

 

 

 平成30年1月14日(日)横手市山内三又地区で、昨秋に漬け込んだ大根の樽開けと製品化作業を行いました。

 今年度三回目の山内での活動には、学生有志5名(国際資源学部1名、教育文化学部3名、理工学部1名)が参加し、地元農家の方々の指導・協力のもと、樽開け・大根の取出し・洗浄、ひげ根取り・真空パック詰め・殺菌処理という製品化へ至る一連の作業を見学・体験しました。

~活動の記録~
【樽開け・大根の取出し・洗浄】
 地元農家の方々と協力して昨年11月に漬込みを行ったコンテナから大根約500本を取り出した。学生らは独特の発酵臭や大根から染み出た水分に驚いていた。大根を軽トラックへ積み込んで洗い場まで運び、漬け材落としのための水洗いを行った。

【ひげ根取り・真空パック詰め・殺菌処理】
 水洗いした大根の拭き作業・ひげ根取りを全員で行った。約500本を処理した後、スライサーを使ってのスライス作業とパック詰め作業,真空パックにする作業を手分けして行った。温水での殺菌処理行程を見学した。
 
【試食会・昼食】
 樽から取り出したばかりのいぶりがっこの食味を確かめた。髙橋さん曰く例年よりあっさりめの仕上がりとのことであった。


~参加学生の感想(抜粋)~
「私は漬込みにも参加しましたが、漬け込んだものが、しっかりとした「いぶりがっこ」になっており大変喜ばしく思いました。見た目だけでなく、実際に食べても美味しい「いぶりがっこ」でした。寒いなかでの作業でしたが非常によい経験だったと感じています。」(理工学部3年)

「まず山内に着いたときの雪の量に驚きました。そして寒い中での活動だったんですが、高橋さんをはじめ地域の方々の活気あふれる姿に感心しました。機械作業もありながら手作業も大事にされていて、そこに伝統というものを強く感じました。」(教育文化学部2年)

「樽開けの作業はいぶりがっこを別の入れ物に移すという単純な作業でしたが、中腰での作業が多く腰が痛くなったり、いぶりがっこを洗う作業は冷水で洗うので手袋をしていても手がとても冷たくなったりと大変な作業でした。普段は絶対にできないことを体験することができ、どの作業も新鮮で、やりがいを感じました。自分が普段食べている物がどのように作られているのかを自分の目で見ることもでき、勉強にもなりました。篤子さんをはじめとするお母さんたちもとても気さくな方々で楽しく作業を行うことができました。活動も残り少ないですが、よろしくお願いします。」(教育文化学部1年)