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高校生のための研究者・研究内容紹介

地方創生センター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
地方創生センター 
地域協働・防災部門
教授・水田 敏彦 都市の地震防災・減災に関する研究 地震災害から人や街を守るための研究を進めています。具体的には、過去に発生した地震被害の文献調査、地震による地面の揺れ方の観測(地震や常時微動観測)、これら調査・観測を基にした、地震防災対策のための都市の地震被害想定の研究を行っています。また、得られた成果を地域社会へ還元する防災教育の取組も行っています。
地方創生センター
地域協働・防災部門
准教授・鎌滝 孝信 日本海沿岸における津波履歴の解明 秋田県や青森県など過去に日本海で発生してきた津波の履歴を明らかにする研究をおこなっています。研究の主な内容は、海岸沿いに分布する低平地で地下の地層を採取し、その試料の詳しい観察や様々な分析をおこない、過去の津波によって形成された堆積物を識別し、その地域で過去何年前くらいに津波による浸水が起こっていたかを明らかにすることです。過去の津波履歴やその影響範囲を明らかにすることは、将来起こりうる地震津波に対する防災・減災対策に役立てることができます。
地方創生センター
地域産業研究部門
准教授・丹野 剛紀 テラヘルツ分光の応用開拓 固体の中の分子はずっと振動しています。振動のはやさ(振動数)は分子の種類によっても違うし、その分子のとなりの分子の種類や向きによっても変化します。いろいろある分子の振動のなかで、もっともおそいタイプの振動は、1秒間に数兆回程度の振動数です。これをテラヘルツ振動といいます。テラヘルツ振動は隣の分子の影響をとても受けやすい。今は、このことを利用して何か新しい技術を生み出そうと、世界中で競争しています。

バイオサイエンス教育・研究サポートセンター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
分子医学部門 准教授・小代田 宗一 細胞を覆う糖鎖の生理的役割と調節機構の解明 体を構成する一つ一つの細胞は全て糖鎖で覆われています。細胞から放出されるタンパク質もそのほとんどは糖鎖付加された糖タンパク質です。近年、糖鎖の付加やその構造が、ウィルスや細菌の感染、免疫細胞による異常細胞の認識、がん細胞の浸潤や転移など、様々な疾病に関わることがわかってきました。糖鎖の生理的役割や調節機構を明らかにし、新しい医薬品開発の標的を見つけることを目指しています。
動物実験部門 准教授・西島 和俊 遺伝子改変ウサギモデルの開発と特性解析 ヒトの病気の原因、メカニズムの解明、治療法の開発のための研究に使用するモデルウサギを作製し、その特徴を調べています。ウサギは特に、脂質代謝系はヒトに似ているため、脂質の異常による病気(動脈硬化や生活習慣病)のモデルとして有用です。病気に関係すると考えられる遺伝子を破壊もしくは付加することにより、ヒトの病気と同じ状態を作り出し、研究に使用しています。
動物実験部門 助教・関 信輔 メダカ生殖幹細胞の凍結と代理親への移植による絶滅危惧種の復元 日本や東南アジアの各河川に生息している野生メダカは絶滅危惧種に指定されている。受精卵の凍結保存が望まれるが、巨大であるため凍結保存の成功例はない。そこで、精子や卵子の先祖にあたるサイズの小さな生殖幹細胞(具体的には精原細胞)を凍結保存し、代理親に移植をすることで精子・卵子へ分化させることに成功した。野生メダカが絶滅しても、凍結精原細胞からメダカを復活させることが可能になった。

生体情報研究センター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
生体情報研究センター 助教・中西 広樹 脂質解析による健康社会の実現 天然には多くの脂質成分が存在しています。一部はすでに創薬や診断マーカーなどの医療分野、サンプリメントを中心とした健康食品分野のみならず、バイオマスエネルギーなどの資源分野など多方面で利活用されています。しかし、既知、未知含め多くの脂質成分はその機能がはっきりと分からず有効利用されていません。私たちは世界最先端の脂質分析技術を用いて天然資源脂質の有効利用方法を考え、利活用することで健康社会の実現を目指しています。

高齢者医療先端研究センター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
高齢者医療先端研究センター 特任講師・板倉 有紀 地域における認知症の予防と支援の研究  認知症と聞いて何をイメージするでしょうか?この数十年は認知症に関する社会の見方が大きく変わりました。そのひとがどのように生きてきたのか、何を望むのか、を尊重した手助けの仕方が工夫されてきました。けれども自分が認知症になるのは避けたいという気持ちになるのも悪いことではありません。認知症になることを避けること、認知症になってからの手助けを受けること、全く違うように見えますが、どちらも「地域づくり」の問題です。この問題について、行政や住民の皆様とともに地域社会学から考えています。 

教育推進総合センター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
教育推進総合センター 准教授・濱田 陽 リスニング力向上・発音向上のためのシャドーイング研究 聞いた音をそのまま再生するというシャドーイングについて、様々な角度から研究しています。どんな学習者に効果的なのか、なぜ効果的なのか、さらに、どうすればもっと効果的になるのかを理論的に解き明かし、実践的に証明するという研究です。これまではリスニング力への効果と方法について研究してきましたが、現在は発音への影響についても研究を行っています。
教育推進総合センター 講師・Ben Grafström 文学、英語で俳句を句作、時間学、教育法、比較文学、異文化コミュニケーション 中世文学・文芸には、御伽草子、和歌、随筆、 軍記物、説話など様々なジャンルがありますが、それぞれに固有の定義や歴史的変遷があります。一つのジャンルとして、幸若舞(こうわかまい)があります。幸若舞は、中世の後期から江戸時代の初期までは語り物の話ですが、江戸時代の初期には読み物になりました。内容は殆ど平治物語、平家物語、曽我物語、義経記などに基づいており、室町時代の乱雑的な社会的な背景を何らかの形で反映しています。幸若舞に反映する室町時代の仏教の動向、民俗の生活、時間管理などについて研究し、分析をしています。
教育推進総合センター 講師・吉沢 文武 死と生の意味と価値をめぐる哲学・倫理学 死は恐ろしく、できれば避けたい悪いことだというのが普通の考え方です。しかし、死が悪いことだとして、なぜなのかを説明するのは、それほど容易ではありません。生や死、善や悪などの言葉の意味を明確にして、論理の力で一歩ずつ考えていくのが、哲学・倫理学のアプローチです。さらにそこから、動物にとっては? 人類の絶滅は? 生と死をめぐる科学技術との関わり方は? と問いを広げて、応用的な研究にも取り組んでいます。

高大接続センター

所属
(学科・コース・講座等)
教員名
(職名・氏名)
研究テーマ
研究内容
高大接続センター 教授・伊藤 成年 「学力の評価」と「効果的な高大接続の在り方」について ・本格的なAI時代を迎え、必要とされる資質・能力にも大きな変化がみられます。学校教育、主に高等学校教育を通して育成すべき資質・能力とその評価の在り方について研究しています。具体的には「目標に準拠した評価」と「個人内評価」の結合や「真正の評価(authentic assessment)」について研究しています。
・入学前教育やリメディアル教育、初年次教育等、高校と大学の接続を円滑・効果的に行うシステムについて研究しています。
高大接続センター 助教・木幡 隆宏 英語教育、言語テスト、ライティング指導・評価、大学入試の影響 英語ライティング(特に読んだ文章の内容を元に書く統合型のライティング)の指導および評価について研究をしています。ライティング能力を分析的に捉え、より正確に評価を行い、その能力を向上させるための指導について考えています。また、大学入試の波及効果(教師の指導や受験者の学習に与える影響)について調査をしています。大学入試改革が進行していく中、指導や学習によい影響を与えるのか検証していきます。