後藤真実助教が1月1日付けで資源政策コースに着任しました。
後藤助教は本学着任に際し、若手研究者を対象とした文部科学省「卓越研究員事業」の令和4年度卓越研究員に採択されております(全国で12名採択)。これは秋田大学にとって初めての快挙であり、後藤助教のこれまでの高い研究力が評価されたものです。今後のさらなる研究の推進が期待されます。
先生からのメッセージををご紹介します。
「はじめまして!今年1月にドバイから秋田大学に着任しました、後藤真実(ごとうまなみ)と申します。私は中東のペルシャ湾沿岸地域(アラブ首長国連邦、カタル[カタール]、オマーン、バハレーン[バーレーン]、クウェイト、イランなど)を対象に、女性の服装や装いに関する研究を進めてきました。私は東京生まれ、東京育ちで、学部は法学部に進んだのですが、大学3年時のアメリカ留学をきっかけに中東に興味をもちました。大学卒業後、クウェイト大学とカタル大学でアラビア語を、イランのテヘラン大学でペルシャ語を学び、カタルで修士号、イギリスで博士号を取得しました。今まで「資源」に特化した研究は行ってこなかったのですが、「文化」を「資源」と捉えるなど、「資源」の多様性や可能性を皆さんと一緒に探っていけたらと思っています。
皆さんには学生の間に、①色んな価値観に触れること、②自分の「好き」「得意」を見つけること、をして欲しいと思います。私は世界の様々な文化を現地で体験したくて、アルバイトなどでコツコツ貯めたお金で、世界71ヵ国を訪問しました。多種多様な人々との出会いの中で、自分の「当たり前」が当たり前ではなかったと気づかされたり、日本の中で否定されてきた価値観が、他の国や文化の人々に肯定され、勇気づけられたこともありました。その経験が「今の自分」をつくっていると感じています。そして、学生時代は自分の「好き」「得意」を見つける絶好の機会だと思います。そのためには色々なことに挑戦することが重要です。国際資源学部には様々な背景、経験をもった先生方がいますので、迷った時には是非相談してみてください!何から始めていいかわからない時は、私の研究室で中東のお菓子を食べましょう!それも立派な「挑戦」です!どうぞ宜しくお願いします!」