医学科とは?

医学・健康科学を理解し、人々の健康と福祉に貢献できる
国際的視野を備えた人材を養成。

医学部は、豊かな教養に支えられた人間性、学問の進歩に対応しうる柔軟な適応能力と課題探求・問題解決能力を養い、医学・健康科学に対する充分な理解をもとに、人々の健康と福祉に貢献できる国際的視野を備えた人材を育みます。「医学科」では、医学専攻の40講座と3つの臨床教育協力部門の教員が教育を担当し、医療に関する幅広い専門知識と高度な技術を身につけます。

医学科の特徴

医学科は医師を養成する初めの6年間を教育する場です。本道キャンパスでは約750名の医学科生が学び、学生の臨床実習の場である医学部附属病院の他に、バイオサイエンス教育研究サポートセンター、シミュレーション教育センター等、研究や教育を支援する施設があります。特に、シミュレーション教育センターは、全国的にも最大規模もので、様々な医療現場で用いる技術を実際に体感でき、その習得に役立っています。また、秋田県という土地柄、患者さんもおおらかで、学生の診療参加にも協力的な方が多く、医学部学生を育てる素地があります。

附属病院は、34診療科・32診療施設等が最新の医療技術で診療にあたり、県内唯一の特定機能病院として地域医療に貢献しています。本道キャンパスには、附属病院の他に全国最大級の規模を誇るシミュレーション教育センターがあり、高い医療技術の習得が可能な体制が整っています。また、学習室を備えた附属図書館、PC実習室、体育館、運動場、テニスコートの他、生協食堂やサークル室・研修室を備えた本道会館、レストランや講堂を備えた40周年記念会館があり、充実したキャンパスライフを過ごせるよう工夫されたアメニティが備えられています。

医学部を卒業した後のキャリアパスについて

医学部卒業生は医師、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士という国家資格を取得して医学・医療の世界で活躍するのが、一般的な卒業後の進路です。医学科卒業生の場合、2年間の初期臨床研修を終了した後は、専門医取得を目指したプログラムに進む他、大学院に進学し専門医と共に研究者や医学医療の高度専門職を目指す道が開かれています。保健学科卒業生の場合も同様で、臨床の現場で医療人として活躍する道の他に、大学院に進学して研究者、教育者、高度な専門家を目指すことができます。
秋田大学大学院医学系研究科では世界的な生命科学研究の他、特色ある研究が数多く行われており、多くの学生を受け入れています。また、臨床家や研究者・教育者以外に、国や地方自治体の医療・保健・衛生行政の現場や、海外の国際保健医療協力の現場で活躍する可能性なども開かれています。