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2014.7

「好き」や「得意」を大切に

  • 松本 奈緒(まつもと なほ)
  • 秋田大学
  • 教育文化学部 教育実践講座 准教授
研究内容を教えてください

大きく分けて3つあります。モーションキャプチャ技術を利用した舞踊の学習支援装置の開発と教育効果について、アメリカのムーブメント教育のカリキュラムとその教育効果について、現職教員のダンスの意識調査や教育実習における省察等教員養成についてです。はじめのテーマは工学資源学部の玉本教授や三浦准教授との共同研究で行ったものです。モーションキャプチャを用いて秋田の盆踊りの熟練者データと学習者のデータをリアルタイムで比較し、どこがどの程度異なっているのか分かる装置を開発し、学生を対象に大学の授業で実施しその効果を調査しました。2点目は大学院時代から行っているテーマであり、身体の基礎感覚をつくるアメリカの小学校体育プログラムについて、そのカリキュラム構造の特徴やプログラムについて研究を行っています。これは現在「動きのぎこちなさを改善する運動教材の開発」というテーマで科学研究補助金をいただいて研究を続けています。3点目は自分の専門とするダンス領域の授業実施について中学校現職教員がどのような問題意識を持っているのかアンケート調査を行い、また、教育実習生がどのような視点を持って教育実習を振り返っているのかまとめています。

進路を決定したきっかけや今の研究をしようと思った
きっかけがありましたら教えてください

幼少の頃からダンスが好きで、ダンスに何らかの形で一生関わっていきたいと思い今の仕事を選びました。大学で職を得る大変さに躊躇した時に、同業の母から「大学の職は一国一城の主みたいな所あるからね。」と声をかけてもらいました。専門家として自分の仕事を自分の責任で行う、仕事(研究)の目標も自分で決定し自分で達成していく、そういった大学職の特徴に魅力を感じています。

仕事と生活を両立するために実践している事、心がけている事はありますか

研究者としてのやるべきことを優先するとどうしても一斉休業や週末の休暇の時間を用いて研究作業をすることになりますが、研究のまとめや学会発表前でない余裕のある時期にはゆっくり休養をとること、栄養価の高い食事をとること、気分転換に景色のいい所にでかけるようにしています。また、秋田に赴任してから、社交ダンスをはじめたのですが、週に何回かの練習とたまに週末に開かれるダンスパーティーに参加しています。身体を健康的に動かしたり、仲間との交流を楽しんだり、パーっと明るい音楽に合わせて踊ることでストレスが発散できたりできるところがよいですね。社交ダンスを始めてから、オンとオフの切り替えができ、仕事や研究にも勢いがついてきた気がします。

研究者を目指す女性大学院生・学部生の皆さんへメッセージを一言お願いします

これが好き、これが得意、これに興味があるという気持ちを大切にして下さい。その延長線上に長い間追っていきたい研究テーマや自分のプロジェクトがあると思います。

●プロフィール

お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒
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筑波大学大学院博士課程(5年一貫)単位取得満期退学
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東京福祉大学へ勤務
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秋田大学教育文化学部へ勤務(途中、大学の研究支援制度で米国での8ヵ月の在外研究)

現在は単身で体育科教育、舞踊教育学の教育、研究に従事しています。平成25年度秋田大学優秀女性研究者賞受賞。

●マストアイテム(電子辞書)

英語圏の研究をしているので、必須です。大学院時代の恩師に「分厚い辞書を使いなさい」と言われたのですが、これには小学館のランダムハウス英和大辞典(32万4千語収録)が入っています。在外研究の際にも持っていきました。

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