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2014.10

いろんな巡り会いに恵まれて

  • 佐藤(永澤)奈美子(さとう(ながさわ)なみこ)
  • 秋田県立大学
  • 生物資源科学部 生物生産科学科 准教授
研究内容を教えてください

植物が生きていき、その形を決めるときには、数多くの遺伝子が働いています。その遺伝子の中でも、他の多くの遺伝子が働くかどうかのスイッチを入れたり切ったりする、「偉い」遺伝子を見つけて、解析していきたいと思っています。その出発点は、生長の「パターン」が変わった突然変異体(遺伝子がひとつ壊れた個体)を見つけることです。秋田でそんな突然変異体を探し始めて数年たち、やっととっておきの突然変異体(イネ)に巡り会えたところです。

進路を決定したきっかけや今の研究をしようと思った
きっかけがありましたら教えてください

大学に入ったときは気象学志望でしたが、大学の物理学、数学に挫折。休日に実家の農作業を手伝っていて、ふと農学部に興味を持ち始めました。研究室訪問の際、「つまんなかったらやらなくていい」(無理矢理研究させる気はさらさらない)と言い切った教授の研究室に、何となく惹かれて入り、そこで今の研究の基礎を学びました。実際、その研究室では、みんな面白いと思って研究に打ち込んでいて、イネのいろいろな突然変異体と出会い、戯れながら、とても楽しい研究生活を送ることができました。

仕事と生活を両立するために実践している事、心がけている事はありますか

仕事と生活、いずれにも、さくことのできる時間は限られているので、できる限り密度を濃くしようと心がけています。が、「できる限り」が原則なのに、しばしばできない分量詰め込んでしまい、そんなときは主人(秋田県立大学准教授)がことごとくフォローしてくれています。

研究者を目指す女性大学院生・学部生の皆さんへメッセージを一言お願いします

1.まずは、自分のやりたいことを一番大切にできる時代を大切に。
2.私の幼稚園には男の先生はいませんでしたが、息子の幼稚園にはいらっしゃり、息子は一緒に遊ぶのが大好きで、先生のことをとても尊敬しています。幼児の遊び相手はやはり女の先生の方が良いのでは?なんて思っていたのでちょっと驚きでした。そんな体験から、職場に、性別も含めいろんな人が集まると、いろいろな視点が得られ、長所は高め合い、短所は補い合っていけるのではないかと、漠然と思っています。研究が大好きな皆さんが、皆さんを理解してくれるパートナーに恵まれ、研究界での男女比に関係なく研究を楽しみ、個性を光らせていかれるのを切に祈っています。まだまだ駆け出しの自分も、いつか皆さんと一緒に研究の世界で個性を光らせることができるよう、精進したいと思います。

●プロフィール

東京大学大学院修了・博士号取得直後に結婚↓
アメリカ・コールドスプリングハーバー研究所で勤務(ポスドク)(5年半)(長女出産)

秋田県立大学で勤務(長男出産)

現在は2人の子どもを育てながら働いています。

●マストアイテム(田んぼ)

突然変異体探しに必須です。子供達の遊び場にもなったりします。

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