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2015.6

藤田 直子

何やかや言って、最後に重要なのは「根性!!」です

  • 藤田 直子(ふじた なおこ)
  • 秋田県立大学
  • 生物資源科学部・生物生産科学科 教授
研究内容を教えてください

お米の澱粉の研究をしています。お米の中で、澱粉がどのように作られるかを知りたいと思い、研究過程で作った変異体米(ある特定の遺伝子が壊れたイネ)を調べているうちに、普通のお米とは全く異なる澱粉を種子に貯めるものがあることが分かってきました。この中には、消化しにくい澱粉を大量に貯めているものもあり、ダイエット米への実用化を目指しています。

進路を決定したきっかけや今の研究をしようと思った
きっかけがありましたら教えてください

もともと、文系科目が苦手だったこともあり、理系しか選択肢はありませんでした。高校くらいから漠然と研究者になりたいと思っていましたが、進学した大学は当時、大学院が無く、時代が好景気だったことから、そのまま学部で就職しようかな、と思った時期もありました。しかし、卒論が始まったころから、自分が実験が大好きであることを自覚し、他大学の大学院への進学を決意しました。学部では動物(ヒト)をやっていたのですが、大学院からは、植物へ転換しました。大学院時代は、「研究」と「教育」の両方ができる職業に就きたい、と思うようになり、大学教員を目指すようになりました。しかし、なりたいと思ってなれる職業ではないので、とにかく強い思いを抱いたまま、その場その場でやるべきことを全力でやろう!と開き直っていました。幸運にも秋田県立大学が新設されるときに、助手として着任することができました。

仕事と生活を両立するために実践している事、心がけている事はありますか

結婚するまでは、家には寝に帰るだけの生活だったのですが、結婚してからは、せめて朝ごはんと夕ご飯は夫と食べないと結婚した意味がないと思い、そうなるように努力しました。しかし、これまでよりずっと家に早く戻り、夕食を作る、という生活が最初は苦痛でなりませんでした。独身時代の仕事時間を結婚したことで減らすのが極度に嫌だったからです。そこで、生活スタイルを全く変えました。すなわち、家には早く帰り、夕食を作り、片づけが終わった後、家で残った仕事をする、というスタイルです。これに慣れるのに3年くらいかかりましたが、若いころより仕事効率も上がり、妥協することも覚え(笑)、夫の協力もあり、現在はストレスなく、過ごすことができています。

研究者を目指す女性大学院生・学部生の皆さんへメッセージを一言お願いします

自分がなりたい将来像を明確にし、強く思い続けてください。そして、チャンスが来るまでは目の前のことをとにかく後悔しないように努力し続けること。研究者の道は狭き門ですが、チャンスが来た時に、準備ができていれば、必ず道は開けます。

●プロフィール

大阪女子大学卒

大阪府立大学大学院卒

(独)農業生物資源研究所でポスドク

秋田県立大学へ勤務

3年後に結婚

現在に至る。

●マストアイテム(フクロウの置物)

PCの横に置いてあるフクロウの置物。ここ数年は、実験よりもデスクワークの時間が格段に増えました。久慈の民芸品店で、ひとめぼれで買ったものですが、研究費が途切れかけているときに、毎日のように撫でていると、見事!採択されました。私にとっては、お守りです。

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