ローモデルの紹介

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2017.2

中澤 みどり

資本は自分自身

  • 中澤 みどり(なかざわ みどり) 
  • 秋田県果樹試験場
  • 生産技術部 主任研究員
研究内容を教えてください

現場への普及までを視野に入れた試験場の研究課題を課題別に担当して研究をしております。研究課題は、長く一人で携わるものもあれば、職員で引き継ぎながら完成させる課題もあります。昨年までは、新たに国や民間で開発されたブドウ品種やこれまで県内での栽培が少ないイチジクについて秋田県の気象条件や土壌条件にあっているかどうかを判断するための試験を中心に研究を行ってました。本年度からは果樹栽培の土壌肥料に関する研究課題を中心に研究を行っております。

進路を決定したきっかけや今の研究をしようと思った
きっかけがありましたら教えてください

大学では土壌学を専攻しましたが、大学院修了後希望の職が見つからず、一旦新潟県の研究機関に臨時職員で勤務しました。ここで、初めて果樹に出会いました。仕事の休みに研究室の後輩達に会いに寄った際、秋田県の研究職の公募(このうちの一つが果樹試験場の土壌肥料での採用枠)が掲示してあり、採用試験に臨みました。試験に臨む私に「女性研究員は疎まれるぞ。」と、当時の教授に言われたのも昨日の事のように覚えております。

仕事と生活を両立するために実践している事、心がけている事はありますか

無理をしないこと、よく食べること、迷わず頼むこと。
夫は単身赴任ですので、平日は母子家庭になります。家の中が散らかろうが、子供が宿題が終わらず悪戦苦闘していようが、時間になったら寝ます。娘が幼い頃は、「うちのママは料理しているか寝ているかしかしない」と言われました。
食事は3食欠かさず食べてます。場合によっては5食に近い量を食べます。私を良く知る人は皆口を揃えて、「よく食べるよねぇ」と言われ、夫からは燃費が悪いと笑われています。
子育てに関しては、保育園から学童保育まで遅い時間帯(19時)までお世話になっております。また、横手市では、ファミリー・サポート・センターがあり、こちらに登録して主に子育てOBの方達に子供を預かってもらうことができますので、未就学の頃には、保育園がお休みの時などに子供を預かって頂きました。ただし、泊まりがけの出張がある場合は、悩まず県外に住んでいる夫と私の両親に頼みます。

研究者を目指す女性大学院生・学部生の皆さんへメッセージを一言お願いします

私の大学4年間は、体育会系の部活とその遠征費用をかせぐためのアルバイトに明け暮れる毎日でした。体力のみならず根性も鍛えられた気がしております。 研究室へ入ってからは、先輩、後輩の研究テーマについて一緒に考えたり、手伝ったりする機会もあり、他の研究室へ顔を出して話を良く聞きました。このおかげか限られた分野のみならず他分野の知識も得ることができました。手法で行き詰まりを感じたとき、この頃得た引き出しを多く活用しております。 若い頃は、体力もあるため多少の無理も利きます。ぜひ多方面に視野を広げて貴重な体験をしてください。

●プロフィール

新潟大学大学院修了

新潟県農業総合研究所中山間地農業技術センターに10ヶ月ほど勤務

秋田県果樹試験場勤務(環境部→特産果樹部→品種開発部→生産技術部)

現在は1人の子どもを育てながら働いています。

●マストアイテム(長靴)

「長靴」です。冬は雪の上の仕事もありますので、左のような内側がボア素材などで仕上がっている防寒タイプです。雪解け後は一般的な底の厚みもあり、溝のしっかりした長靴です。1シーズンで1~2足は履きつぶします。

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