新世代モーター特性評価ラボは、秋田市雄和の旧秋田市立種平小学校(2016年廃校)を改修し、試験研究施設として整備した当センターの主要研究拠点になります。秋田空港から車で約5分の場所に位置しています(アクセスマップ)。小学校の外観は変えずに、体育館や各教室などを重点的に改修し、航空機電動化研究の施設として生まれ変わりました。
この体育館には150~200席の民間航空機の胴体を収納できるスペースがあり、実寸大の航空機(単通路型航空機に相当)の機体の電力網や機器配置を再現した大小システムの実証試験が可能となります。
旧体育館全体に実寸大の航空機機体を模擬した電力網実証試験設備(通称:カッパーフェザ)が設置されています。本設備は、同じく体育館内に整備したモータベンチと、直流電源・電子負荷(予定)、および利用者の皆様が各自持ち込まれた機器などを、電力網を介して接続することで、大小システムの実証試験が実施可能です。
航空機のシステム試験設備はIron Bird(鉄の鳥)と呼ばれています。電力ケーブルには銅が部材で使われており、それにちなみCopper Bird(銅の鳥)が案出されましたが、既に海外の航空機電力グリッド試験設備の登録商標となっていました。そこで、鳥をヒントに、秋田県の県鳥がやまどり(Copper Pheasant)であったことから、その名前をとってカッパーフェザと名付けました。
やまどり(秋田大学 大学院理工学研究科 安部勇輔助教が秋田県内にて撮影)
正面玄関前の広場、旧グラウンドをお使いいただけます。事前に申し出てもらえると対応がスムーズにできます。
注意
駐車場で発生した車両事故、盗難などに関しましては、当センターは一切の責任を負いません。また、当センターのラボ利用者以外の方が無断で違法駐車された場合についても然るべき対応をとらせていただきます。