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2015.10

研究支援員制度についてのインタビュー Vol.1

女性研究者が出産・育児、介護等と研究活動を両立できるよう支援するために、女性研究者支援コンソーシアムあきたでは大学院生又は学部学生を研究支援員として採用し配置する「研究支援員制度」を実施しています。ワーク・ライフ・バランス実現のために、この制度を利用されている秋田大学の研究者と支援員の方へのインタビューをご紹介します。

 

森井 真也子 助教
森井 真也子(もりい まやこ)
秋田大学医学部附属病院 小児外科 助教
研究支援員制度(以下「制度」という。)を利用しようと思ったきっかけは何ですか。

臨床の業務をしながら実験をする中で、緊急の症例があったり、また子供や高齢の祖父母が同居していますので、熱を出したり怪我をした時などに家に戻らなければならないなど、どうしても自由にならない時間があります。培養細胞の世話や実験を途中で止めることも出来ないので、手伝ってくれる方がいたら助かるなと思っていた時にちょうど研究支援員の募集がありました。フルタイムとはいかなくても、短い時間で何かあった時にすぐに手伝ってくれる方がいると非常に助かります。

制度を利用した感想を教えてください。

修士課程で研究をされていた方にお願いしているので、学生みなさん優秀で研究の助けになって下さっているのでとても助かっています。
研究支援員の方に来てもらえる時間が短いので、どうしてもお願いできる仕事に制約がありますが、学部の学生さんだということが非常にいいと思います。授業の後そのまますぐに来ていただけますし、仕事の手伝いをお願いしていたのに私が実験室に行けないような時も、そのまま勉強をしてもらうなど支援員さんの時間 をあまり無駄にせずに済みますのでとてもスムーズです。

トロントご留学時に当制度について現地の方にご紹介頂いたとお聞きしましたがその時の現地の方の反応や感想を教えてください。

It’s wonderful! と言っていましたね。似たような制度はトロントにはなかったと思います。
それぞれの研究室で実験助手さんを雇ったりしているのですが、人ひとり雇うとお金がかかるので、私が通っていた研究室にも最初テクニシャンはいなかっ たですね。そちらの研究室のラボマネージャーさんが3人の子育て中の女性でしたが、あまりにも負担が大きいということで、私が帰国する4ヵ月前くらいに修士を出て就職する前のテクニシャンの女性を雇っていました。その時に、この制度の話をしたら「それは素晴らし制度だ」と褒められました。

研究支援員の方にはどのようなメリットがあると思いますか。

去年の話になりますが、女性の方に手伝いに来ていただいていたので「医師になってからも研究できますか」「家庭があってもやりたい仕事を続けることができますか」など聞かれたことがあったので、将来を考えるうえでロールモデルを知ることが出来るというメリットがあるのではないでしょうか。研究の勉強にもなればいいなと思っています。
また、医師としての仕事を続けながら、新しい治療法の開発のためにも臨床だけではなく、研究を続けていくことが大事だと思っています。大学のこの制度を利用することによって、研究を中止することなく続けていく姿を学生さんに見てもらえることもメリットだと思います。

今後制度の利用を考えている方へメッセージをお願いします。

私の周りでも仕事をしながら子育てをしていて、研究をする時間がなかなか取れないという方もいらっしゃるので、積極的にこういった制度を利用することで、やりたいことを諦めずに続けることが出来るのではないかと思っています。

 

研究支援員 堀 恭樹 さん
堀 恭樹(ほり やすき)
秋田大学医学部医学科 研究支援員
研究支援員になったきっかけは何ですか。

元々研究室を探していて、どういった研究テーマがいいか考えていた時に、たまたま研究支援員のお話をいただきました。研究内容をお聞きした時に非常におもしろいなと思い、森井先生の下で勉強できることがあるのではないかと思いお願いしました。

研究支援の内容を教えてください。

僕の仕事は先生がお仕事でお忙しい時のサポートが主です。
具体的には、遺伝情報の解析を行う事を最終目標とし、患者さんの血液等から遺伝子を取り出す作業とそれを行うにあたって必要な種々の作業のお手伝いをさせていただいています。また実際に手を動かすだけではなく、対象としている疾患の基礎的な情報から最新の論文まで、様々なデータ収集のお手伝いもさせていた だいています。

どのくらいのペースで研究支援員の活動をしていますか。

何をやるかによりますが、大体月に26時間程です。論文1本読むにもそれなりに時間がかかりますし、プライマーを設計するにも試行錯誤することがありますので。

研究支援を行った感想を教えてください。

3ヶ月程活動をしていますが、メリットがあると感じています。森井先生は実験が非常にお上手で、見習う部分が非常に多いです。私が、将来医師として働きながら、研究をしていこうと考えた際に、実験の手技やスケジューリングなどは学ばなくてはいけない事なので、このプログラムは非常にためになっています。

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