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2017.3

農女(ノウジョ)研究員になれました!

堀内 和奈
堀内 和奈
秋田県農業試験場
野菜・花き部
園芸育種・種苗担当 研究員

 私は秋田県農業試験場の野菜・花き部に配属となり2年目になります。野菜・花き部では園芸育種・種苗担当で、現在は主にネギの新品種開発を行っています。私が開発した新品種が、秋田県の農家さんに育ててもらえる日を夢見て頑張っているところです。

 私がこの仕事に就いたきっかけは、今になって思えばですが、学部3年生で配属になった研究室の影響が大きいかもしれません。私は、研究室配属の際、2つの研究室のうちどちらにするかでとても悩みました。希望調査表を提出するその日まで、研究室訪問をして考えた事を覚えています。当時の私は‘バイオテクノロジー’と言われる分野にとても興味があり、その一方で、農学部にいるのだから“農業”というものももっと勉強したいと考え、迷っていました。悩んだ結果、幅広い“農業”経験もバイオテクノロジーも両方できる方の研究室を選びました。その研究室で、コムギの葯培養を専門に取り組みましたが、その他に野菜・水稲の栽培、家畜の管理、機械の操作などについても学ぶことができました。その後は、より専門的な分子レベルの研究がしたいと思い、別の大学の博士課程に進学しました。そして、就職先としてこれまで学んだ専門分野を活かしつつも、より生産現場に近いところで仕事がしたいと思い、公設の試験場を希望し、幸運にも現在この秋田県の農業試験場で働いています。
 農学部は生化学から農業機械、農業経済と“理系”から“文系”まで様々な分野が存在する学部です。研究室配属も含め進路を選択するにあたって、今は女性にも多くの機会が与えられており、自由に将来を決めることができます。私は、分子レベルの研究を専門に学び、学部生のころに望んでいたとおり、植物や土にも触れることができる‘農女研究員’になりました。

 どのような状況であっても大切な事は、自分の考えをしっかりと持って行動することかと思います。大学でも社会でも同じですが、自分の意思を貫く事は必ずしもできることではないと思います。時には柔軟に受け入れる力も必要だと思います。しかし、考えをしっかりと持って行動すれば、今の社会、女性だから男性だからと言われることはあっても、制限されることは少なく、希望は叶えられると思いますし、自然とチャンスも与えられます。途中の道のりは厳しいことも多いと思いますが、女性の皆さんだけでなく男性の皆さんも、夢を持って自分の仕事を見つけて頂きたいです。

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