2024.2
「円弧型独立上屋の設計用風荷重に関する研究」をテーマに研究しています。円弧型独立上屋はイベント会場やスポーツ施設など，公共空間で広く利用されています。このような構造では，一般に軽量であるため風荷重が設計上重要となることが多いです。本研究は，風洞実験と数値流体計算(CFD)に基づき，円弧型独立上屋に作用する風圧・風力の特性を把握し，動的荷重効果に基づき，等価静的風荷重という従来の耐風設計の枠組で評価できる構造骨用風力係数と外装材用ピーク風力係数のモデルを提案すること目的としています。
高校の時，中国でいろいろな立派な建築物が建設されていたので，どういうように建てるか好奇心があり，高校3年生の時に建築家を目指すようになりました。そして，大学に進学する時，建築専門を選びました。修士の時，大連理工大学には新しい風洞を建てまして，学生たちに紹介してくれました。その時，風洞実験のことに興味があり，そこに実験しようと思いました。実験室の先生と相談して，受け入れを頂きました。修士1年生から風の関係の研究をやりました。日本に留学のきっかけは修士のとき，日本の大学の先生たちの論文を読んでいましたので，もっと専門の知識を勉強したいことです。
ワークライフバランスは難しいと思います。職場の理解、家族の協力がなけれぱ成り立たな いと感じています。仕事と生活を両立するため，今実践している事は仕事と生活を分けることです。仕事に関することをなるべく職場で勤務時間に完成し，ファミリー時間を大事にしています。
自分は何がやりたいか，自分は何がに興味があるか，心に聞いて，やると決めたことに頑張ってやってください。
●プロフィール（経歴）
中国大連民族大学卒
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中国大連理工大学修士卒業
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東北大学大学院卒（博士：工学）
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中国鉱業大学へ勤務
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現職
１人の子どもを育てながら働いています。
●マストアイテム
研究において欠かせないマストアイテムは実験ノートです。忘れやすいタイプなので，実験ノートは大事です。
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