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本研究科稲垣文昭講師の研究課題が、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました

 

本研究科の稲垣文昭講師が代表者の研究課題が、令和3年度国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択されました。

SATREPSは、「科学技術外交」の強化の一環として文部科学省、外務省の支援の下、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、日本医療研究開発機構(AMED)および国際協力機構(JICA)が連携して実施されるプログラムです。開発途上国のニーズを基に、地球規模の課題を、政府開発援助(ODA)と連携推進し、課題の解決および科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することやこれらを通じたイノベーションの創出を目的としています。さらに、そのプログラムにより、国連の持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)に積極的に対応し国際社会に貢献するものです。

本研究課題は、寒暖の差が激しく石油・天然ガスにも恵まれないタジキスタンにおいて、その豊富な地下水資源に着目し、人工知能などICT技術を統合した「先進乾燥地帯対応型地中熱ヒートポンプシステム(タジキスタンモデル)」の構築と普及によって、エネルギー事情改善と雇用創出による地域安定化および温暖化対策への貢献を目指します。

詳細は次のとおりです。
研究課題名:「地中熱・地下水熱利用による脱炭素型熱エネルギー供給システムの構築」
      ※研究分野:環境・エネルギー分野
       研究領域:低炭素社会の実現とエネルギーの高効率に関する研究 での採択
研究代表者名:稲垣 文昭(資源政策コース 講師)
相手国:タジキスタン共和国
主要相手国研究機関:科学アカデミー附属 科学・新技術革新開発センター
研究期間:2021年度~2026年度(2021年度は暫定研究期間)