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秋田大学国際資源学研究科に玉井雅隆教授が着任しました

 

玉井雅隆教授が4月1日付けで資源政策コースに着任しました。
先生からのメッセージをご紹介します。

「Dobrý den!本年4月より着任しました、玉井雅隆と申します。専門はOSCE(欧州安全保障協力機構)、平和構築と北極海航路です。特にOSCE研究は大学生の時に興味を持ち、気が付くとかれこれ20年。なんか、長いような短いような、という感じです。
立命館大学国際関係学科で博士号を取得後、様々な大学で教えながら山形県酒田市にある東北公益文科大学に採用され、そして今回ご縁があって秋田大学国際資源学部に来ました。
私はOSCEの中でも、マイノリティや民族問題を担当する少数民族高等弁務官の研究を主にしてきました。地球上の資源は偏在しており、残念ながら資源問題と民族問題はしばしばリンクしています。秋田大学でもこの観点で研究を進めていければ、と考えています。
私は立命館大学を卒業後、諸般の事情により就職をしました。就職先は地元の流通業で、それはそれで楽しかったのですが、やはり勉強をしたいと思い、神戸大学に入学、そして大学院に進みました。こう書き出してみると、間違いなく回り道をした人生だと思います。
ただ、一つ分かったことがあり、それは「回り道をしたほうが人生は楽しい」です。皆さんの中でも、いろいろと悩むことがあるかもしれません。「これをするのは余計なことかな」とか、「時間が余分に取られる」とか。でも、「回り道をする」ということを恐れないでください。後から振り返ると、その回り道で得た経験は、貴重なものになるはずです。
プルス・ウルトラ (Plus Ultra)。神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)のモットーですが、意味は「さらにその先へ」。決して何事にも恐れず、さらにその先へ。回り道をしてもいいのです。まだ見ぬ世界へ、是非とも進んでいきましょう!」