本研究科と協定を締結しているタジキスタン共和国国立科学アカデミーのフシュバクトゾダ・コビルジョン総裁、クルボノフ・コビリジョン・シャリフボエヴィッチ国際部長らがこのほど秋田大学を訪れ、後藤猛理事(教育・国際・情報担当)を表敬訪問、その後、国際資源学研究科で柴山敦研究科長と面談しました。
タジキスタン国立科学アカデミー附属科学・新技術革新開発センターと本研究科は、2021年に部局間協定を締結し、現在、本研究科の稲垣文昭教授が研究代表の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)による共同研究を行っています。
本研究科訪問中の12月3日は、SATREPS事業で活用するプロジェクションマッピングのデモンストレーションの体験や附属鉱業博物館の視察、実験室での水質分析研究の見学、本学に在籍するタジキスタン出身留学生との懇談等を行いました。
また、翌日は、タジキスタンで関心の高いごみ処理及びリサイクル技術について秋田市総合環境センターで視察ののち、市内の中学校で、SATREPS事業でタジキスタンに導入
する「地中熱ヒートポンプシステム(GSHP)」を見学しました。
本研究科では、SATREPS事業を中心に今後もタジキスタン留学生の受入れや、同機関と協力し現地での地中熱によるエネルギー技術の普及や温暖化対策にともに取り組んでいきます。