「海外資源フィールドワーク」とは、資源に関連する最新の実情について、海外で調査し、学ぶことを目的とした3年次必修科目の実習です。日本国内だけでは体験することのできないダイナミックなフィールドで、世界が直面している資源関連の様々な課題について、習得した専門基礎知識をもって学んでいきます。
実習地 | 実習先 | ||
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1 | アメリカ合衆国 | JAPEXヒューストン事務所 | |
2 | タジキスタン | タジキスタン科学アカデミー新技術革新開発センター他 | |
3 | タジキスタン | タジキスタン科学アカデミー新技術革新開発センター他 | |
4 | ポーランド | クラクフ経済大学他 | |
5 | インドネシア | UPNVY(プンバグナン・ナショナル・ベテラン・ジョグジャカルタ大学)他 | |
6 | タイ | ナレスワン大学他 | |
7 | アメリカ合衆国 | IAEE(ヒューストン)他 | |
8 | モンゴル | モンゴル気象水文環境研究所他 |
実習地 | 実習先 | ||
---|---|---|---|
9 | インドネシア | Antam社ポンコール鉱山他 | |
10 | インドネシア | チレトゥーパラブハンラトゥジオパーク | |
11 | 南アフリカ共和国 | ヴィッツウォーターズランド大学、ヨハネスブルグ大学他 | |
12 | アメリカ合衆国 | IOCHEM社他 | |
13 | アメリカ合衆国 | INPEX(ヒューストン)他 | |
14 | ボツワナ | ボツワナ国際科学技術大学(BIUST)、ボツワナ大学他 | |
15 | ベトナム | 出光ベトナムガス開発(株)ホーチミン鉱業所 | |
16 | フィリピン | フィリピン大学他 | |
17 | チリ | JOGMECサンチアゴ事務所、アタカマ鉱山他 |
実習地 | 実習先 | ||
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18 | モンゴル | モンゴル科学技術大学、エルデネット鉱山 | |
19 | アラブ首長国連邦 | アラブ首長国連邦大学、INPEX(アブダビ) | |
20 | タイ | チュラロンコン大学、カセサート大学他 | |
21 | ウズベキスタン、カザフスタン | ナヴォイ鉱業大学、ナザルバエフ大学他 | |
22 | アメリカ合衆国 | モンタナ工科大学 | |
23 | カザフスタン | ナザルバエフ大学他 | |
他オンラインプログラムを実施 14カ国 25プログラム、121名参加 |
※国名の標記及び並びについては国際連合の加盟国一覧に依りました。
タジキスタン
タジキスタン科学アカデミー、JICAドゥシャンベ事務所等
タジキスタンは旧ソ連地域の国であり、隣国のロシアや中国を含む国々との関係性はとても複雑な状況にあります。タジキスタンの外交や国際関係、そして高い資源ポテンシャルを生かした今後の発展について学びたいと考え、プログラムへの参加を希望しました。
約2週間の滞在で一番印象に残っているのは、タジキスタンを取り巻く国際関係の難しさです。公用語はタジク語ですが、英語を話せる人は少なく、旧ソ連地域ということもあり大半の人はロシア語を話すことができます。その一方で建設中の建物の多くが中国の支援で進められており、中国の存在の大きさを感じました。また、滞在期間中に起こった、隣国であるキルギスとの国境付近での銃撃戦などから、タジキスタンの国際関係の複雑さを改めて認識しました。さらに、今回はSATREPSのプロジェクトの一環で訪問しましたが、有償資金協力でないことから現地の人々からの積極的な協力が得られず、計画通りにいかない場面を目にし、FWを通して国際協力を進める上での難しさを感じる機会となりました。
タジキスタン
タジキスタン共和国科学アカデミー、JICAドゥシャンベ支部、国立タジキスタン言語大学
所属ゼミの教授が主導されているiTAG-SATREPSといわれる国際的な再エネ事業の現場に実際に携われることに魅力を感じたからです。また、文化、経済など日本とは180度異なるタジキスタンという国でしか得られない新しい発見があると思ったからです。
世界の屋根と呼ばれるパミール高原の麓に首都を構え、5000m級の連峰の絶景を覆い隠すかのように見渡す限り中国支援のビル建設が行われているさまは、異様でありながらも今まさに発展に向けて世界の屋根の下で息を潜めているようでした。
私たちの水質調査の対象地域には都市部からすこし離れた電気が利用できないような地域も含まれ、発展途上国のエネルギーアクセスの問題やそうした地域に実際に足を運ぶことでしか得られない現地の雰囲気を肌で感じられました。また、現地の言語大学の日本語学科の生徒たちとの交流においては、経済的には決して恵まれているわけではなく、地政学的にも多くのリスクを抱えるタジキスタンという国で生きる学生の考えや将来について触れられたことは良い刺激となりました。
タジキスタン
タジキスタン科学アカデミー、JICAドゥシャンベ事務所等
タジキスタンは旧ソ連地域の国であり、隣国のロシアや中国を含む国々との関係性はとても複雑な状況にあります。タジキスタンの外交や国際関係、そして高い資源ポテンシャルを生かした今後の発展について学びたいと考え、プログラムへの参加を希望しました。
約2週間の滞在で一番印象に残っているのは、タジキスタンを取り巻く国際関係の難しさです。公用語はタジク語ですが、英語を話せる人は少なく、旧ソ連地域ということもあり大半の人はロシア語を話すことができます。その一方で建設中の建物の多くが中国の支援で進められており、中国の存在の大きさを感じました。また、滞在期間中に起こった、隣国であるキルギスとの国境付近での銃撃戦などから、タジキスタンの国際関係の複雑さを改めて認識しました。さらに、今回はSATREPSのプロジェクトの一環で訪問しましたが、有償資金協力でないことから現地の人々からの積極的な協力が得られず、計画通りにいかない場面を目にし、FWを通して国際協力を進める上での難しさを感じる機会となりました。
タジキスタン
タジキスタン共和国科学アカデミー、JICAドゥシャンベ支部、国立タジキスタン言語大学
所属ゼミの教授が主導されているiTAG-SATREPSといわれる国際的な再エネ事業の現場に実際に携われることに魅力を感じたからです。また、文化、経済など日本とは180度異なるタジキスタンという国でしか得られない新しい発見があると思ったからです。
世界の屋根と呼ばれるパミール高原の麓に首都を構え、5000m級の連峰の絶景を覆い隠すかのように見渡す限り中国支援のビル建設が行われているさまは、異様でありながらも今まさに発展に向けて世界の屋根の下で息を潜めているようでした。
私たちの水質調査の対象地域には都市部からすこし離れた電気が利用できないような地域も含まれ、発展途上国のエネルギーアクセスの問題やそうした地域に実際に足を運ぶことでしか得られない現地の雰囲気を肌で感じられました。また、現地の言語大学の日本語学科の生徒たちとの交流においては、経済的には決して恵まれているわけではなく、地政学的にも多くのリスクを抱えるタジキスタンという国で生きる学生の考えや将来について触れられたことは良い刺激となりました。
ポーランド
クラクフ経済大学、Central Mining Institute、Wieliczka Salt Mine、Auschwitz、Regionale Centrum Gospodarki Wodnoなど
このプログラムを志望した一番の理由は、石炭の消費が多いポーランドがどのように再生可能エネルギーなどの新しいエネルギーを導入し、循環型社会を実現しようとしているのか知りたかったからです。
プログラムで印象に残ったことは2つあります。1つ目はCentral Mining Instituteへの見学です。実際に石炭を採鉱していた地下数百メートルの場所に行き、人々がどのように採鉱していたのか、採鉱する上でどのような規則があったのか、どんな動物と働いていたのか、などという現地に行って見ないと分からないようなことを知ることができました。2つ目は、Auschwitzに行ったことです。人生で一度は訪れてみたい場所だったので、今回のプログラムで行くことができて良かったです。ポーランドと世界の歴史を目で見て肌で感じた貴重な経験でした。
インドネシア ジャワ島、ジョグジャカルタ
Universitas Pembangunan Nasional Veteran Yogyakarta、Merapi 火山観測所、砂防研究開発センター、Mt. Sewu geopark、ボロブドゥール寺院 など
私が本プログラムを希望した理由は、日本と同じく火山の多いインドネシアでどのような防災が行われているのか、また、周辺の住民はどのように災害と向き合いながら生活をしているのかに興味があったからです。
インドネシアのフィールドワークで特に印象に残ったことは、日本とインドネシアの災害に対する考え方の違いです。インドネシアの人々は災害と共に生きていくという意識が日本よりも強いように感じました。実際に「火の山」の意味を持つ活火山のメラピ山周辺では、噴火の警戒がありながらも多くの住民が生活をしていました。
また、インドネシアは公用語がインドネシア語のため現地の人と言葉が通じない場面が多々ありました。しかし、「Terima kasih(ありがとう)」と言うとほとんどの人が笑顔で「Sama sama(どういたしまして)」と返してくれてとても嬉しかったです。
災害や防災についてだけでなく、現地の人の生活や文化、温かさに触れることができ、非常に充実した FW になりました。
インドネシア
チレトゥー・パラブハンラトゥジオパーク、タンクバンパラフ火山、バンドン工科大学など
私がこのプログラムを希望した理由は、火山噴火というダイナミックな現象に惹かれ、火山のストラクチャーや噴火プロセスに興味があったからです。またインドネシアは日本と同じ島国でも日本とは異なる特徴があるかもしれないという期待があったからです。
チレトゥーエリアでは、プレートの沈み込み帯でできる付加体で見られるメランジェの各構成岩相を観察しました。今まで岩質が均質なものばかり見てきたのでさまざまな起源の岩石が同じ層に見られて興味深かったです。バンドンエリアでは、タンクバンパラフ火山を訪れ、クレーター付近の火砕堆積物や少し離れた場所の露頭観察・記載を行いました。タンクバンパラフ火山は時代が進むにつれ噴火タイプをマグマ性の爆発から水蒸気爆発に変化させており、それぞれの堆積物が異なる特徴を持っていることが印象的でした。また、火砕流が定置する前に火山ガスが上方に抜ける様子が反映された構造が見られ感動しました。
インドネシア ジャワ島、ジョグジャカルタ
Universitas Pembangunan Nasional Veteran Yogyakarta、Merapi 火山観測所、砂防研究開発センター、Mt. Sewu geopark、ボロブドゥール寺院 など
私が本プログラムを希望した理由は、日本と同じく火山の多いインドネシアでどのような防災が行われているのか、また、周辺の住民はどのように災害と向き合いながら生活をしているのかに興味があったからです。
インドネシアのフィールドワークで特に印象に残ったことは、日本とインドネシアの災害に対する考え方の違いです。インドネシアの人々は災害と共に生きていくという意識が日本よりも強いように感じました。実際に「火の山」の意味を持つ活火山のメラピ山周辺では、噴火の警戒がありながらも多くの住民が生活をしていました。
また、インドネシアは公用語がインドネシア語のため現地の人と言葉が通じない場面が多々ありました。しかし、「Terima kasih(ありがとう)」と言うとほとんどの人が笑顔で「Sama sama(どういたしまして)」と返してくれてとても嬉しかったです。
災害や防災についてだけでなく、現地の人の生活や文化、温かさに触れることができ、非常に充実した FW になりました。
アメリカ
IAEE(国際エネルギー経済学会)、フーバーダム、グランド・キャニオンなど
IAEEにて風力発電やPVの経済性、国際関係について学びたいと思い参加を希望しました。1936年完成のフーバーダムの貯水容量は、日本のダム貯水容量合計を上回ります。グランド・キャニオンのスケール感も魅力に感じました。
IAEEではいわゆる学術的な言い回しが多用されており印象的でした。「私はこう思う」ではなく、「以上の分析から、ここまでCO2排出を下げるには、大胆な政策導入が必要であることが示唆された」という言い方がされていました。フーバーダムは渇水が続いたため貯水量が減少し、ダム湖の低い位置を肉眼で見ることができました。グランド・キャニオンでは最古でおよそ20億年前とされる地層の数々を肌で感じることができました。特に朝日に照らされ時々刻々と見た目の色合いが変化する地層が印象的でした。そのような地層に囲まれながらトレッキングを行い、行き交う人々と互いに明るく元気に挨拶し合いました。
アメリカ モンタナ州ビュート
Montana Tech
アメリカ
IAEE(国際エネルギー経済学会)、フーバーダム、グランド・キャニオンなど
IAEEにて風力発電やPVの経済性、国際関係について学びたいと思い参加を希望しました。1936年完成のフーバーダムの貯水容量は、日本のダム貯水容量合計を上回ります。グランド・キャニオンのスケール感も魅力に関しました。
IAEEではいわゆる学術的な言い回しが多用されており印象的でした。「私はこう思う」ではなく、「以上の分析から、ここまでCO2排出を下げるには、大胆な政策導入が必要であることが示唆された」という言い方がされていました。フーバーダムは渇水が続いたため貯水量が減少し、ダム湖の低い位置を肉眼で見ることができました。グランド・キャニオンでは最古でおよそ20億年前とされる地層の数々を肌で感じることができました。特に朝日に照らされ時々刻々と見た目の色合いが変化する地層が印象的でした。そのような地層に囲まれながらトレッキングを行い、行き交う人々と互いに明るく元気に挨拶し合いました。
モンゴル
Information and research institute of meteorology、hydrology and environment (IRIMHE)、Mogod Airag博物館
現地に赴き自身の手でデータをとることに魅力を感じたからです。私は学部の授業を通じ、フィールドでの調査に憧れを抱いていました。その際、このプログラムでは遊牧民を訪問するだけではなく、水質調査など今までに経験のない分野に挑戦できると知り、志望しました。
モンゴルの自然の雄大さと厳しさが印象に残っています。私達が行った調査地では、主に車を使って移動していました。道路も未舗装で、そこら中に牛や羊が歩いているなど、日本とは全く違う環境が広がっていました。私は、人の手が入らないような厳しい自然環境で生きる現地の人達の生活が心に残っています。モンゴルは日本の国土の約4倍の大きさで、その大半が乾燥地に分類されます。遊牧民は互いに協力し、その自然条件に適した工夫をしていました。彼らの自然に順応し、その恵みを享受するとともに、自然への敬意も持つ姿に心を動かされました。
ボツワナ
Morupule power station、Botswana International University Of Science And Technology、Karowe Diamond Mine、Khoemacau Copper Mine など
一番はアフリカという未知の世界に行ってみたかったのが正直なところです。日本とはかけ離れたカルチャーを体験できると想像していましたが、実際はジャパニーズアニメの影響力が絶大でした。
海外資源フィールドワークは、それまでの大学生活の集大成でした。資源政策コースの特徴が全て生かされます。英語での説明に対して、好奇心を持って積極的に質問する姿勢や、地球科学コース・環境開発コースとともにする理系分野についての学習など、日頃の講義の応用編ともいえる3週間でした。また、ボツワナに在住している日本の方々にも出会いました。それぞれに国際的なキャリアがあり、母国から遠いボツワナで暮らすみなさんの体験談は、非常に興味深かったです。ただ街を歩くだけでも、自分が「外国人」になる感覚も味わうことができ、日本を出なければ得られない発見もありました。この3週間はとても短いものでしたが、これからの自分にとって大きな自信につながりました。
アラブ首長国連邦
UAE大学、INPEX(アブダビ支社)
私が当プログラムを希望したのは、石油関係の研究がしたいと思っていたからです。さらに、石油といえば中東が大きなフィールドでもあるので当プログラムが自分に当てはまっていたからです。
今回の研修で訪問したUAE大学では、講義のほか、大学敷地内のフィールドでのMT法による電気探査実験やGMTやPYGMTを利用したマッピング作成を行いました。特に印象に残っているのは、普段秋田大学ではできないような実験ができたことです。電気探査実験では、実際に地面に杭を打ち、電気を流し計測することができました。
後半の研修で訪問した、INPEXでは、現在行っているプロジェクトの講義や試掘している掘削プラントに訪問させていただきました。企業における石油等の生産に向けたプロジェクトの進行の過程などを説明していただき、授業ではさわりしか説明されない部分を実務ベースで教わることができました。また、掘削プラントに訪問させていただいた際には、その大きさに圧倒されたのはもちろんのこと、掘削している際の泥水などの分析方法などを教えていただき、大学での授業や実験などで習ったことと関連しているところもありました。
研修だけでなく、研修の合間の休みの日には、タクシーなどを利用し隣の首長国ドバイに行き、有名な観光地やアクティビティなどをしました。研修、観光ともに海外での充実したフィールドワークを行うことができました。
タイ
チュラロンコン大学、カセサート大学、タイ石油開発公社など
普段の講義で石油分野に興味を持ち、石油分野についての理解を深めたいと思ったためこのプログラムを志望しました。また、現地の大学生と交流できることやタイ石油開発公社に訪問できることも魅力的だと感じました。
このプログラムでは、現地の大学生と一緒にタイの国営石油会社の関連施設の訪問や実際のフィールドでの地層の観察を行ったことで、英語でコミュニケーションをとりながら今まで教科書や授業資料でしか見たことがなかったものを自分の目で見て、実際の施設や道具の大きさに驚いたことが印象に残っています。また、タイも日本と同じように第2言語として英語を使っていて発音の違いなどから現地の大学生とコミュニケーションをとるのが難しく感じましたが積極的に英語で話したことで、英語で話す力が身に付きました。タイに行った時期が雨季で天候が不安定ではありましたが、現地の学生との交流や食を通して、文化の違いにも気づくことができ、とても貴重な経験ができました。
ウズベキスタン、カザフスタン
ナヴォイ鉱業大学(ウズベキスタン)、アルマリク鉱業製錬会社(ウズベキスタン) 、ナザルバエフ大学(カザフスタン)など
資源開発事業を授業で学んできましたが、具体的にその様子を想像することが難しいと感じていました。その現場を体感したいと思い、日本では見学が難しい露天掘り鉱山や製錬施設を訪問することができるウズベキスタン・カザフスタン実習への参加を希望しました。
アルマリク鉱業製錬会社などの資源開発事業を取り扱う企業を訪問し、実際に稼働している鉱山や選鉱施設、製錬施設を見学しました。特にアルマリク鉱業製錬会社では金属資源開発の採掘、粉砕・破砕、選鉱、製錬という段取りに沿って見学し、実際の現場の様子を体感することができました。選鉱工程で見たキラキラとした銅鉱石の精鉱が製錬工程で眩い光と高熱を発して目の前を流れる様子はとても印象に残っています。またナヴォイ鉱業大学をはじめ、資源開発に関わる学科を有する大学や研究機関を訪問し、学校見学やプレゼンテーション、学生交流を行いました。現地の学生とは育った環境や文化の違いから考え方や習慣が異なる我々でしたが、食事やスポーツなどを通して交流し、お互いを尊重し合って友達になることができたことはとても貴重な経験となりました。
カザフスタン
ナザルバエフ大学、Koksay鉱山等
露天掘り鉱山がある海外を訪れて学ぶことに興味があったためです。さらに、物価が日本より安く、治安が良いという情報を聞き、これまで訪れたことがない国で、今後訪れる機会もないと思ったためです。
このプログラムでは、Koksay鉱山の見学の後、ナザルバエフ大学で現地の学生と一緒に授業を受けました。カザフスタンの主要言語はロシア語ですが、現地の学生は英語も話せるため、大学の外でのコミュニケーションはジェスチャーを使って行いました。授業でスライド発表を行った際、現地の学生たちは専門的な知識を持っており、十分な準備がないと厳しい意見も出ることがありました。
食事は、パンと肉が中心ですが、日本料理が提供されるレストランもあるので安心してください。最後に、ナザルバエフ大学近くの店のステーキが美味しかったので、ぜひ訪れてみてください。
ウズベキスタン、カザフスタン
ナヴォイ鉱業大学(ウズベキスタン)、アルマリク鉱業製錬会社(ウズベキスタン) 、ナザルバエフ大学(カザフスタン)など
資源開発事業を授業で学んできましたが、具体的にその様子を想像することが難しいと感じていました。その現場を体感したいと思い、日本では見学が難しい露天掘り鉱山や製錬施設を訪問することができるウズベキスタン・カザフスタン実習への参加を希望しました。
アルマリク鉱業製錬会社などの資源開発事業を取り扱う企業を訪問し、実際に稼働している鉱山や選鉱施設、製錬施設を見学しました。特にアルマリク鉱業製錬会社では金属資源開発の採掘、粉砕・破砕、選鉱、製錬という段取りに沿って見学し、実際の現場の様子を体感することができました。選鉱工程で見たキラキラとした銅鉱石の精鉱が製錬工程で眩い光と高熱を発して目の前を流れる様子はとても印象に残っています。またナヴォイ鉱業大学をはじめ、資源開発に関わる学科を有する大学や研究機関を訪問し、学校見学やプレゼンテーション、学生交流を行いました。現地の学生とは育った環境や文化の違いから考え方や習慣が異なる我々でしたが、食事やスポーツなどを通して交流し、お互いを尊重し合って友達になることができたことはとても貴重な経験となりました。
アメリカ モンタナ州ビュート
Montana Tech
インドネシア
チレトゥー・パラブハンラトゥジオパーク、タンクバンパラフ火山、バンドン工科大学など
私がこのプログラムを希望した理由は、火山噴火というダイナミックな現象に惹かれ、火山のストラクチャーや噴火プロセスに興味があったからです。またインドネシアは日本と同じ島国でも日本とは異なる特徴があるかもしれないという期待があったからです。
チレトゥーエリアでは、プレートの沈み込み帯でできる付加体で見られるメランジェの各構成岩相を観察しました。今まで岩質が均質なものばかり見てきたのでさまざまな起源の岩石が同じ層に見られて興味深かったです。バンドンエリアでは、タンクバンパラフ火山を訪れ、クレーター付近の火砕堆積物や少し離れた場所の露頭観察・記載を行いました。タンクバンパラフ火山は時代が進むにつれ噴火タイプをマグマ性の爆発から水蒸気爆発に変化させており、それぞれの堆積物が異なる特徴を持っていることが印象的でした。また、火砕流が定置する前に火山ガスが上方に抜ける様子が反映された構造が見られ感動しました。
チリ
アタカマ鉱山、マントベルデ鉱山、コピアポ周辺鉱徴地での地質調査実習、タルタル周辺での地質調査実習、アタカマ塩湖、月の谷
このプログラムを志望した理由は、明確に地質調査実習を行うと事前に説明されていたためです。このコースでは様々な実習を通して鉱物資源がどのように開発されているのか実践的に学べるはずだと思いました。
私が一番印象に残ったのは鉱山見学と地質調査実習です。チリは銅の産出で有名な国です。銅は身の回りの電子機器や建材など数えられないほどの使い道がありますが、その原材料である銅鉱石がどう探査され、採掘され、加工され、輸出されているのかを日本では見ることができません。このフィールドワークでは鉱山見学や地質調査実習を通して、その資源開発の流れを実際に体感することができました。また、現場で勤務されている社員の方々と交流をしていく中で、我々が学んでいる地質学が将来的にどのように役立つのかを知ることができました。これらの経験を活かし、私は今後の研究活動に力を入れていこうと思います。
カザフスタン
ナザルバエフ大学、Koksay鉱山等
露天掘り鉱山がある海外を訪れて学ぶことに興味があったためです。さらに、物価が日本より安く、治安が良いという情報を聞き、これまで訪れたことがない国で、今後訪れる機会もないと思ったためです。
このプログラムでは、Koksay鉱山の見学の後、ナザルバエフ大学で現地の学生と一緒に授業を受けました。カザフスタンの主要言語はロシア語ですが、現地の学生は英語も話せるため、大学の外でのコミュニケーションはジェスチャーを使って行いました。授業でスライド発表を行った際、現地の学生たちは専門的な知識を持っており、十分な準備がないと厳しい意見も出ることがありました。
食事は、パンと肉が中心ですが、日本料理が提供されるレストランもあるので安心してください。最後に、ナザルバエフ大学近くの店のステーキが美味しかったので、ぜひ訪れてみてください。