資源政策コースは、政治、経済、法といった社会科学から、文化、歴史、地理といった人文学まで、文系すなわち人文社会科学の分野から資源にアプローチする、日本では唯一のコースです。1・2年次の英語特別カリキュラム「I-EAP」、2年次以降すべて英語で行われる専門教育、海外の現場で仲間と共に自分を磨くフィールドワーク、そして卒業課題研究を通じて、資源政策とマネジメントのスペシャリストになることができます。
長期留学をする学生が多いのも、本コースの特徴です。これまで台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、イラン、ポーランド、ドイツ、フィンランド、ニュージーランド、ケニア、ボツワナ、アメリカといった国々に留学しています。また卒業生たちは、エネルギー・鉱物資源を中心に技術開発マネジメントを担う公的機関、世界を舞台にビジネス展開する資源系商社やメーカー、発展途上国での開発援助事業に携わる資源・建設・環境コンサルティング、また電力やリサイクル関連の会社等で活躍しています。
頭と足を一緒に動かしながら、資源に正面から向き合い、世界に羽ばたいてみませんか?
資源を巡る対立や紛争が起こる要因や安定的で公平な資源分配の在り方を研究し、持続可能な資源ガバナンスの在り方を模索します。
資源開発を進める発展途上国の脆弱性・紛争リスク等を管理し、人間の安全保障を実現するための国際社会の在り方を探求します。
鉱業法や国際法といった資源と環境に関する法制度、また資源開発に係る契約や経営マネジメント、人権問題への対応などの研究をします。
資源開発に伴う地域社会との関係や環境影響を中心に、地球システムが本来の自然的な機能を担うための「持続可能な資源管理」を研究します。
エネルギー・鉱物資源開発と地球環境問題に関連した経済性評価と分析によって、資源の持続可能な需給について研究します。
資源国との交渉またマネジメントの現場で活かすために、各地の宗教や歴史をめぐる異文化理解・コミュニケーションの研究を行います。