1. ホーム
  2. ニュース
  3. 平成24年度 秋田大学優秀女性研究者表彰を実施しました(H25.1. 11)

平成24年度 秋田大学優秀女性研究者表彰を実施しました(H25.1. 11)

牲川波都季先生(左)と福山繭子先生(右)

 

 平成23年度に創設された「優秀女性研究者表彰制度」の第2回目となる表彰式が平成24年12月6日(木)に行われました。2名の若手女性研究者が選ばれ、学長から表彰状授与と記念品の贈呈がありました。
受賞者
・国際交流センター 准教授 牲川 波都季先生
・工学資源学研究科附属環境資源学研究センター 
助教 福山 繭子先生

 
 牲川准教授は、主に第二言語における日本語表現教育を研究の対象とし、留学生における教育プログラムのコーディネートや学生・教員の海外派遣についても担当。さらに、公益財団法人中島記念国際交流財団助成事業に連続して採択されるなど、秋田県内の留学生等と地域住民とのグリーン・ツーリズムを通じた交流にも力を入れています。
 福山助教は、鉱物資源と環境に係る研究に、地質学的・同位元素地球科学的見地で従事しており、秋田大学に赴任してわずか半年で研究成果を国内外の学会や国際誌で筆頭著者として発表するなど、目覚ましい研究業績をあげています。また、秋田大学の留学生を対象に、英語による研究指導も行い国際的視野での教育にも貢献しました。

 先生方にご自身の研究とワークライフバランスについてうかがいました。

・牲川波都季先生
 主な研究テーマは,戦後の日本語教育において、国民国家や文化がどのように語られてきたのかを批判的に分析することです。同時に、第一/第二言語としての日本語表現教育のあるべき姿を、実践と理念の両面から提案するための研究も行っています。
 私の場合はワークがライフなので、特にバランスを図ろうと考えたことがありません。むしろワークの中で、教育研究活動と他の業務とのバランスをどうとるかが自分にとっての最大の課題です。といっても四六時中仕事をしているわけではなく、体調を崩すこともあまりないので、自分ができる範囲でワークに励み、適度にライフを楽しんでいるのだろうと思います。

・福山繭子先生
 現在の地球の環境は様々な出来事を通じて元素が循環することでできあがったものと言えます。そこで、元素の挙動という視点から過去と現在の地球環境、その将来を研究し、新たな資源の探査等を行っています。
 ワークライフバランスについては、まだ模索しているのが現状です。私は、仕事だけに集中しがちになるので、意識してプライベートの時間(週末や冬期休暇等)を作り、バランスのよい生活を過ごせるように心がけています。


 今回受賞された2名の先生方には、ぜひ他の女性研究者のロールモデルとなるよう一層の活躍を期待します。

先生方へのインタビューを次号のニュースレターに掲載予定です。お楽しみに♪