保育の内容と方法Ⅱ(表現・児童文化論)


 この授業は、幼稚園教諭・保育士資格を取得予定の2年生を対象に開講している授業です。人間、特に乳幼児における表現活動の重要性を理解することを目的としています。言語的表現と造形的表現を中心として、乳幼児の表現活動に関する知識と、自らの感性も磨きながら共感的に理解して援助する態度と技能を身につけることを目指しています。
 実際の授業では、さまざまな素材に触れながらの造詣表現や、それをもとにしたお話作りの体験など自分なりの表現活動を体験しています。また「絵本を読む」という一見、簡単に思われるかもしれないことも、保育者として子どもに読むとき、あるいは子どもとして聞いたりする体験を通して、絵本の世界の魅力を体感しながら、子ども理解や児童文化にかかわる基礎的な知識や技能を身につけています。
 保育としての表現の特質を理解し、乳幼児が「あらわすこと」のよろこびを体験的に学び、乳幼児の感性を豊かにする保育のあり方について、児童文化にかかわる基礎的な知識を身に付け、児童文化財を通して体験的に学んでいます。