教育文化学部は、将来教員をめざす人のための「学校教育課程」と、地域で活躍する公務員・企業人をめざす人のための「地域文化学科」の2つで構成されています。またそれぞれの学びでより高い専門的見地を身に付けることができるように、学校教育課程には5つ、地域文化学科には3つのコースが用意されています。
*令和7年度からは、より充実した教育内容を実現するために、学校教育課程は現在の5コースから3コース(うち1コースは3プログラム制)に再編、地域文化学科はコースの再編はありませんが、3コースに共通の科目を増設し、募集人員190名(学校教育課程110名、地域文化学科80名)として、新たなスタートを切ることを予定しています。
秋田県でこれまで培ってきた探究型授業を継承しつつ、現代的課題のひとつであるICT教育にも先導的に取り組んでいるのが、学校教育課程です。ここでは「教育実践コース」、「英語教育コース」、「理数教育コース」、「特別支援教育コース」、「こども発達コース」の5コースが用意されており、それぞれの校種や教科で専門性が発揮できる人材を養成しています。また実地研究などの体験型授業を系統的に配置し、大学での学びが学校現場にそのままに生きる教育を一貫して行っています。
地域創生の最前線に立つ人材を養成するのが、地域文化学科です。ここでは「地域社会コース」、「国際文化コース」、「心理実践コース」の3コースが用意されており、それぞれの見地から地域社会の再生や創生を考えます。「地域社会コース」では法学や経済学などの社会科学系の学問をベースに、フィールドワークなどの現場体験を重視しながら、地域を支える即戦力を養成します。「国際文化コース」では文学や歴史などの人文科学系の学問をベースに、外国語運用能力を磨き、グローバルな視点から多文化の受容と発信、その共生を推進する力を養成します。「心理実践コース」では心理学の基礎理論や実験、面接など基本技能を学び、地域を支えるこころの専門家を養成します。
本学部はこのように、同じ学部内にあって、ひと・もの・ことに関わるさまざまな学問分野が同居し、何かひとつを深めて学ぶことも、複数のものを横断的に学ぶこともできる大変に恵まれた環境を持つ学部だといえます。四季折々、自然豊かな本学のキャンパスで、あなたの夢の実現に向けた一歩を踏み出してみませんか。
教育文化学部長 大橋 純一