人間文化コース「人間文化基礎ゼミ」紹介

 「人間文化基礎ゼミ」は、人間文化コースに所属する2年生全員が受講する授業で、その目的は「人文科学的学習方法」を学ぶことです。本年は、特に「本」の効果的な活用方法を学ぶため、これから人文的な「知」の探究を目指す学生が、課題の「本」を読み、内容について議論し、その成果を共同作業でポスターにまとめました。

 全8回の授業の前半では、「人文科学的な自学自習のあり方」をテーマに、専門分野の知識を習得するために、文献をどのように探し、どのように読むかを学びました。そして、授業の後半では、グループごとに課題図書に関するポスター作成に向けて作業を行いました。担当教員3名が挙げた課題図書9編から、学生が選んだのは以下の6編です(東北大学方言研究センター『方言を救う、方言で救う 3.11被災地からの提言』:メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』:シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』:バーナード・ショー『ピグマリオン』:ニコライ・ゴーゴリ『鼻』:イワン・トゥルゲーネフ『初恋』)。

 学生たちは時間をかけて本を読んだ上で、各図書の魅力や主張がどこにあるかをグループ全員で話し合い、教員のアドバイスを受けながら、議論を整理してポスターにまとめていきました。そして、授業の最終回では、各グループの成果を一堂に集めた「ポスター・セッション」を、大学正門脇にあるインフォメーション・センターで行い、一般に公開しました。学生全8グループは入念に準備した原稿をもとに各課題図書について発表を行い、他の学生や教員からの質疑応答にも的確に対応していました。これから人間文化コースの学生たちは様々な人文科学分野の学習を進めていくわけですが、その幕開きにふさわしい学生参加型授業となりました。