留学を希望する方へ
留学体験記

セント・クラウド州立大学
(アメリカ)

2018(平成30)年度
派遣交換留学
教育文化学部4年
佐藤 彩佳

学内でのイベントにて
(本人手前)

大学近くの湖にて
(本人手前から3番目)

学会発表参加後のディナー
(本人右奥)

小学校訪問プロジェクト
(本人前方右から2番目)

 アメリカ・ミネソタ州にあるセントクラウド州立大学に留学していました佐藤彩佳です。私からはセントクラウド州立大学でのキャンパスライフとアメリカでの生活について紹介したいと思います。

 授業は主に専攻である教育学に関連したものを受けていました。留学生とは言えど、実際のESL(English as a Second Language)の授業を参観したり、TA(Teaching Assistant)をしたりする経験もでき、より実践的に英語教育について学ぶことができました。また、特に印象に残っているのは音声学の授業です。この授業では、自身の発音とネイティブスピーカーの発音を比較しながら、英語を第二言語として学ぶ学習者のための発音指導について学びました。音声解析プログラムを使用し、様々なデータをもとに自身の課題とする音を特定したり、他国からの留学生のものと比較してその傾向を見出したりと、とても興味深い内容となっていました。秋田大学では学ぶことのできない分野であったため、留学ができてよかったと実感しました。

 学内には多くの施設があり、大きなジムや大学のグッズが販売されている売店、ピアノを自由に利用できる建物などもありました。私は授業の合間の時間などを活用して、ジムに通ったりピアノを弾いたりしていました。また、自炊をして生活していたため、毎週買い物に行き、毎日料理をしていました。毎日寮のキッチンに立っていると、他の寮生との交流も増え、一緒に日本料理を作ったり遊びに出かけたりすることもありました。その他の授業以外の活動としては、大学の日本人コミュニティ主催のイベントに参加してピアノを演奏したり、現地の小学校訪問プロジェクトに参加したりしました。現地の学生や様々な国からの留学生と協力して行ったこれらの活動から学んだこともたくさんあります。

 留学生活全体を通して、もちろん楽しいことばかりではなく、苦しい時期もありました。しかし、それを乗り越えたことで自信がつき、また、英語力向上に対する意欲がこれまで以上に湧きました。常に現状に満足せずに上を目指していこうと思うことができるのは、この留学経験があるからこそだと思います。楽しい思い出だけでなく、悔しさなどの辛い気持ちも忘れずにこれからも様々なことに挑戦していきたいです。
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