飲酒・喫煙・薬物依存

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飲酒について

 

「酒は百薬の長」と言われるとおり、適量であればある程度は身体に悪い影響は与えません。
しかし、毎日飲んだり、イッキ飲みなどの無理な飲み方をすると、身体や肝臓に負担がかかり、身体を壊してしまいます。 未成年のうちから飲酒を続けていると、肝機能が弱く急性アルコール中毒になりやすかったり、短期間での依存症を招きやすくなります。

もちろん、未成年の飲酒は法律で禁止されています。また、新入生歓迎会やコンパ等でイッキ飲みが良くはやりますが、実は、イッキ飲みほど危険な飲み方はありません。

普通に飲酒をし、血中アルコール濃度が最高に達するまでに30〜60分ほどかかりますが、大量のアルコールを短時間で一気に摂ると、血中のアルコール濃度が急激に上昇し、「泥酔」「昏睡」状態から死に至った実例もあります。先輩から勧められたから、つい多く飲んでしまった、などというのはいけませんし、先輩の立場から無理矢理「飲め、飲め」と言うことは言語道断、殺人に通じるくらいの恐ろしい行為です。

お酒とつきあう6カ条

1.「イッキ飲み」はしない・させない。

2.飲む前にちょっと何かを食べておく。

3.食事等をしながらゆっくり飲む。

4.自分の適量を守ること。

5.飲めないときにはきっぱりと断ること。

6.薬を飲んでいるときや歯の治療後等は飲酒を避けること。

もし、酔って動けなくなった友人を介抱する場合 耳元で大声で呼んだり、ほっぺたを叩いても反応がない時は危険です。 すぐに救急車の手配をしてください。

喫煙について

タバコは「百害あって一利なし!」です。タバコの煙には約4000種類の化学物質が含まれています。
そのうち200種類が有害物質、40種類以上に発ガン性があると言われています。 特に健康に害の有害とされるのは以下の3つです。

  • 末梢血管を収縮させ、心拍数・血圧を上昇させます。
    強い依存性があり、喫煙習慣を作ります。
  • タール:多くの発ガン性物質が含まれています。
  • 一酸化炭素:血液中のヘモグロビンと協力に結びつき、
    全身的に酸欠状態にします。動脈硬化が進みやすくなります。

タバコを吸うと肺ガンになりやすい、とはよく言われますが、タバコは全身のガンに対して密接な関係があります。タバコの煙に直接触れる口・のど・肺はもちろんのこと、唾液と共にタールを飲み込む食道や胃、有害物質を分解・排泄する肝臓、膵臓、膀胱なども、タバコを吸わない人に比べてガンにかかりやすい率がかなり高率になります。女性がタバコを吸うと、不妊症になりやすくなったり、低体重児出産や流産・早産の危険性が高くなります。また、若い頃からタバコを吸うことは良くありませんが、それは以下の理由があるからです。

  • 成長途中にある若者は、タバコの影響を受けやすいこと。
  • 早くタバコを吸い始めた人ほど、依存性が高くなり、やめにくいこと。
  • 大人より、将来病気(特にガン)になる可能性が高くなること。

タバコは20歳から法律では制限を解いていますが、身体的にはタバコを服用して良いことは一つもありません。その上、自分が10本タバコを吸えば、周囲の人に1本分の副流煙としての影響を与えてしまいます。自分がタバコを吸うことで、周りの人にもタバコの害を振りまくことになるのです。実は、高校時代から吸っている、と言う方、今からでも遅くはありません。 禁煙をするようにしましょう。 大学に入ったからタバコを吸おうかな、と思う方、
「あなたはガンになりたいですか?」

薬物乱用の恐ろしさ〜たった一度から始まる破滅への道〜

 

薬物乱用は一度でも犯罪です!

薬物乱用とは、医薬品を医療目的以外で使用したり、医療目的にない薬物を不正に使用することをいいます。一度でも乱用です。

乱用される主な薬物の種類

薬物は別の呼び名(隠語)で呼ばれている場合があり、注意が必要です。

●大麻・・・チョコ、ハッパ、ハッシシュ
●覚醒剤・・・スピード、エス、シャブ
●コカイン・・・コーク、クラック
●LSD・・・アシッド
●MDMA・・・エクスタシー
●シンナー等・・・アンパン、ジュントロ
●あへん・ヘロイン・モルヒネなど

薬物乱用の恐ろしさ・・・

薬物依存:乱用される薬物に共通の特徴は、中枢神経系に作用し、快感を得るためや、薬をやめたことによる苦痛から逃れるため、薬物を強く求める「依存性」を引き起こす性質を持っていることです。
「たった一度」という好奇心や遊びのつもりで始めても、同じ量では効かなくなる耐性ができ、薬の量や回数がどんどん増え、自分の意志だけではやめられない、依存の悪循環に陥ってしまいます。

フラッシュバック:乱用をやめても、過労、ストレス、飲酒などをきっかけに、乱用したと同じような幻覚妄想などが突然現れることもあります。

社会的影響:薬物乱用による幻覚、妄想が、殺人や放火などの凶悪な犯罪交通事故を引き起こすなど、乱用者本人のみならず、周囲の人や、社会全体に対しても取り返しのつかない被害を及ぼす事になりなす。薬物は、乱用する人間の精神や体をボロボロにし、人間が人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります。

薬物乱用は法律で厳しく取り締まられています
覚せい剤、麻薬等の薬物の使用、所持などは法律により厳しく禁止されています。麻薬や大麻、覚せい剤を輸入したり、製造したり、あるいは有償・無償を問わず 他人に渡したり、他人から受け取ったり、所持したり、使用したりすると厳しく罰せられます(例えば、単に覚せい剤を所持していた場合−10年以下の懲罰)

薬物乱用は絶対ダメ!!〜薬物に手を出さないために〜

  • 甘い誘いに気をつけよう
    「気分が変わって楽しめるよ」
    「このクスリを飲むとやせてきれいになるよ」
    「このクスリを飲むと頭がスッキリして勉強がはかどるよ」
    「一度だけ試してみませんか」
  • 呼び方(隠語)にだまされるな!!
    かっこいい名前に惑わされて、安易に手を出さないように。
  • きっぱり断る勇気を持とう!
    薬物乱用は、友人や先輩から誘われて、ついはじめてしまうケースがとても 多いと報告されています。おもしろそうだとか、仲間はずれになりたくない とか、そういう気持ちがついつい薬物に手を出してしまうことに・・・。

薬物乱用Q&A

Q1 一度だけなら大丈夫って聞きましたけど、本当ですか?

A1 絶対にそんなことはありません。一度でも乱用すると、依存症になってしまう危険があります。一度だけなら大丈夫という軽い気持ちから後戻りできなくなるケースがほとんどです。一度でも死んでしまうことがあります。また、法律で禁止されていて、一度だけでも罰せられます。

Q2 ダイエットや勉強に良いって本当ですか?

A2 答えはNO!です。覚醒剤は中枢神経に作用して、一時的に身体をだまして食欲をなくすだけです。覚醒剤を乱用すると、中毒や依存症になり、心身に悪い影響を与えます。もちろん疲れがとれたり、勉強によいなどということは絶対にありません。

Q3 薬物は、生まれてくる子供にも影響しますか?

A3 胎盤を通して大きく影響します。女性が妊娠中に乱用すると、死産や早産、低体重児やすでに依存症になった赤ちゃんが生まれることがあり、次世代にも大きく影響します。男性も大麻を乱用すると精子に影響することが報告されています。

合言葉は「ダメ。ゼッタイ。」

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