留学を希望する方へ
留学体験記

フィリピン大学 デリマン校
(フィリピン)

2019(令和元)年度
派遣交換留学
国際資源学部4年
高橋 佑太

友人たちとフィリピン散策

フェイスシールドの作成風景

パヤタス地区の露店街

 こんにちは。フィリピン大学ディリマン校に2020年1月から12月まで留学していました。秋田大学 国際資源学部 高橋佑太です。新型コロナウイルスの感染拡大のため、4月頃からフィリピンでの移動が制限される中での生活でした。留学当初は大学の講義と並行して、フィリピンパヤタス地区でボランティア活動に参加していました。そして、大学の友人と教会に毎週通うなど、日本では体験できないことを心ゆくまで楽しんでいました。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私にも帰国命令が告げられました。せっかく勝ち取った留学生活をここで投げ出してなるものかと考え、関係各所に交渉し、何とか留学を継続することができました。留学継続後は、今の自分にできることを考え、フェイスシールドの作成ボランティアに参加し1か月で3000枚を仲間たちと作成し、医療器具が不足している地域に発送しました。また、遠隔でもパヤタス地区のボランティアを続け、ホームページの作成や広告記事の執筆に協力していました。

 大学の講義で最も印象に残っているのは身体人類学の講義です。日本で私は文化人類学を学んできましたが、人間の進化の過程からみる人類学は学んできませんでしたので、非常に興味深かったです。人間の進化を人類学的な視点で観察し、身体的変化と心理的変化の関連性を分析しました。

 留学先の大学生活を一言で表すと「波乱万丈」でした。自分が想定していた留学生活よりも大きくズレがありましたが、変化する環境の中でも「自分がすべきこと できること」を考えて生活する良い機会になりました。振り返ってみれば、最後まで自分らしく楽しめた留学生活だったと思います。

秋田大学みらい創造基金学生海外派遣支援事業の留学体験記はこちら
 
    一覧へ戻る