留学を希望する方へ
留学体験記

クラクフ経済大学
(ポーランド)

2021(令和3)年度
派遣交換留学
国際資源学部3年
三春凛佳

クラクフ経済大学

ポーランドにある世界遺産:ヴィリチカ岩塩杭

再生可能エネルギー発電施設

ポーランドのクラクフ市に2022年2月から2023年1月まで留学をしていました、三春凜佳です。クラクフ市ではクラクフ経済大学に通いながら、主に資源マネジメント、組織のマネジメント、現地語のポーランド語を勉強していました。また、クラクフ経済大学の准教授の元で再生可能エネルギーについて学び、多くのフィールドワークに参加してきました。秋田大学では国際資源学部資源政策コースに所属しており、資源やその政策マネジメントについて学んでいます。留学先でも興味のある分野について深く広く学ぶことができました。ヨーロッパ中から留学をしている学生が多く、授業で行われるグループワークでは各国の文化や価値観を共有しました。彼らとの話し合いで自分自身の視野が広がり、新しい発見ができました。
 
 ポーランドのマウォポルスカ県にあるクラクフ市は、ポーランドの中でも歴史のある都市の一つであり、旧市街はその一帯が世界遺産に登録されているほど街並みが美しいです。多くの歴史的建造物があり、ポーランドの歴史を知る上では欠かせない重要な都市です。クラクフ市はヨーロッパの中でも有名な観光地であり、伝統的なイベントや食べ物を楽しむことができる魅力的な街です。
 
 留学中は多くの「新しいこと」を経験しました。ヨーロッパの国々を一人旅行することや日本語を教える授業の先生になってみたこと、ルームメイトとイースターやクリスマスホリデー中にポーランド文化やカトリックの文化に触れあったこと、第二の家族、故郷ができたことなどです。もちろん日常生活でも、行ったことがないカフェやレストラン巡りやお店の人にポーランド語で挨拶するなど自分の中でルールを決め、日々幸せを感じるように過ごしていました。
 
 日本からポーランドに留学して、周囲から期待されていると思うことがありました。その期待に応えないといけない、というプレッシャーも大きかったのは間違いありません。しかし、あらゆる場面で勉強していくうちに私自身が「意見をもつ可能性のある若者」として扱われたことには大きな意味を感じています。それによって、留学で学びたかったこと以上のものを得ることができました。その経験は私にとって貴重な財産となっています。
 
留学の価値は「世界は広いんだなあ」と気付くことができることだと思います。挑戦すれば挑戦した分だけ、その文化を知ろうと知ればその分だけ自分が大きく成長できるのではないかと思います。今後も学んだことを活かし、多くの「新しいこと」を経験していきたいです。


 
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