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秋田大学、トリサクティ大学内に「ジャカルタ分校」を開設

祝辞を述べる在インドネシア日本大使館 金杉憲治全権特命大使

 

山本文雄 秋田大学長挨拶

 

藤井 光 秋田大学国際資源学研究科長挨拶

 

MOU調印:左から金杉大使、山本秋田大学長、カダルサ・スルヤディ トリサクティ大学長

 

MOA調印:(左)藤井秋田大学国際資源学研究科長
(右)ムハマッドトリサクティ大学地球工学・エネルギー資源学部長

 

秋田大学(山本文雄学長)は9月18日にインドネシアのトリサクティ大学内に「秋田大学ジャカルタ分校」(以下「分校」)を開設した。
トリサクティ大学には、平成27年に両大学の共同研究室を設置しているが、今回は新たに学生研究室等を増設し「分校」として位置づけて、インドネシアに在住しながらも秋田大学国際資源学研究科博士前期課程在籍者として同研究科の授業をオンラインで受講したり、秋田大学の教員がトリサクティ大学に赴き集中講義を行うなどの場とするものである。また、分校入学者は、年1回約2ヶ月以上秋田に滞在し、実地指導を受けることとしている。
同日、開設に際しての調印式を挙行し、秋田大学からは山本文雄学長、藤井光国際資源学研究科長、佐藤時幸国際資源学研究科特別教授が参列。トリサクティ大学からはカダルサ・スルヤディ学長ら大学関係者約40名が参加し、分校開設を祝福した。冒頭、秋田大学とトリサクティ大学とのこれまでの交流について、映像で紹介され、厳粛な中にも和やかな雰囲気で執り行われた。
式には、在インドネシア日本大使館の金杉憲治全権特命大使のご臨席があり、「日本とインドネシアの大学連携が更に深まり、ここで生まれた研究成果が世界の発展に繋がっていくことを祈念している」と祝辞を述べられた。
山本学長は「国際資源学研究科は、地球科学分野及び資源環境分野に関する高度な知識と専門性に裏付けされた最先端の教育・研究を進めて、地球科学から資源開発、環境保全に至る広範な知識を修得し、グローバル人として活躍できる人材を養成することを理念としているが、この分校で学んだ学生が世界の舞台で羽ばたいていただきたいと願っている」と述べた。
また、藤井研究科長からは「この10月から分校入学者として最初の学生が、現在指導教員と研究計画について話し合い、入学準備を進めている。秋田大学では、研究や講義のために最高の環境を提供し、大学院での研究が実りあるものになるよう最善を尽くし、近い将来、このプログラムを拡大し、より多くのインドネシア人留学生を秋田大学大学院に迎え入れられることを期待している」と挨拶があった。
今回の分校開設により、インドネシアをフィールドとした秋田大学の教育研究活動の発展や国際連携の促進が期待される。



全員で記念写真


共同研究室(分校)の看板にサインをする金杉大使