秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」樽開け・製品化作業・出荷準備を行いました(R3.2.13)
令和3年2月13 日(土)横手市山内三又地区で、12月に漬け込んだ大根の樽開けと製品化作業、出荷準備の活動を行いました。
今年度二回目の山内での活動には、教育文化学部4名、理工学部1名の学生有志が参加し、午前中には地元農家の方々の指導・協力のもと、樽開け・大根の取出し・洗浄、ひげ根取り・真空パック詰め・殺菌処理といった製品化へ至るまでの一連の作業を体験させていただきました。
午後からは県内スーパーへの出荷準備も併せて行いました。今年度作成分の約1900パックに商品ラベルを貼り、内容量・賞味期限の印字作業、箱詰めを行いました。消費者の方々に手に取っていただくことを念頭に、一つ一つ検品しながら丁寧に仕上げました。
今年度は新型コロナウィルス感染対策のため、常時マスクを着用しお互いの距離を取りながらの活動となりましたが、地元農家の方々の変わらぬあたたかさを感じながら無事に活動を終えることができました。
~活動の記録~
【樽開け・大根の取出し・洗浄】
地元農家の方々と協力して漬込み樽からいぶりがっこを取り出した。
洗い場で漬材落としのための水洗いを行った。
【ひげ根取り・真空パック詰め】
洗い終わったいぶりがっこに付いているひげ根を取り除く作業を全員で行った。スライサーを使った加工やパック詰め,真空パックにする作業を手分けして行った。
【試食会・昼食】
樽から取り出したばかりのいぶりがっこの食味を確かめた。ぱりぱりとした歯ごたえと、風味もしっかりとした味わいがあり、美味しくいただくことができ、完成を喜び合った。
【出荷準備】
パック詰めされた製品を検品しながら商品ラベルを貼り、賞味期限の印字を行った。
~参加学生の感想(一部抜粋)~
「樽開けや大根の煤取り、ヒゲ根取りは1年生のときにも携わりましたが、記憶が曖昧な部分があったので、今回の体験を通していぶりがっこはお母さん方生産者の丁寧な作業や過程を経てできていることを改めて知ることができました。大学4年間いぶりばでぃの活動に参加したことは自分にとってとても貴重で思い出に残る経験になりましたし、たくさんの素敵な人たちとの出会いもあって本当に参加してよかったと思っています。ありがとうございました!」(教育文化学部4年)
「いぶりがっこの生産過程に携わったことで、1つの商品にどれだけ多くの手間がかかっているのかを知ることができました。改めて食品や商品の尊さを痛感しました。大学は卒業してしまいますが、これからもこの活動を応援していきたいと思います」(教育文化学部4年)
「いぶりがっこができるまでの過程を身近で見ることができて、さらに、生産者の立場で商品を作り出すというとても良い経験ができました。一緒に作業するお母さん方も優しく時にはおもしろく教えてくださり、楽しかったです。間違いなくここでしかできない経験なので、ぜひ参加してみて欲しいです!」(教育文化学部4年)
「初めて参加させていただいて、いぶりがっこの製造がこんなにも手の込んだものであることを知りました。今度からはよりその手間暇を噛み締めていぶりがっこを食べたいと思いました」(教育文化学部4年)