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「広い低平地おける津波対策」に関する講演会を開催しました。

 秋田大学は潟上市と共催で平成28年12月3日(土)、潟上市役所4F「大会議室」で平成25年度文部科学省補助事業「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」において潟上市と取組を進めているテーマ「広い低平地における津波対策」について、主に防災に携わる地元住民を対象とした講演会を潟上市市民防災研修会と兼ねて開催しました。

 秋田大学COC事業では、潟上市、秋田県と連携して、地震津波防災・減災活動に取り組むことで、地域のもつ高齢化・過疎化という課題の解決を目指しています。また潟上市では現在、津波ハザードマップを作成中で、自主防災組織の組織率の向上に向けた取組を進めていることもあり、主に防災に携わる地元の住民を対象とした講演会を開催しました。本講演会には、潟上市民の方々や秋田県、潟上市および秋田大学の関係者66名が参加しました。
潟上市の石川光男市長からの挨拶によって開会した後、鎌滝孝信准教授(秋田大学地方創生センター地域協働・防災部門)から、潟上市におけるこれまでの取組についての経過報告と、にかほ市鈴地区をフィールドとした学生による避難ルートの検討についての発表がありました。特に、鎌滝准教授からは、地区住民による防災マップ作りには大学・学生の協力を考えていること、防災マップをもとに避難場所まで実際に歩いてみることの必要性について説明がありました。
休憩を挟み、秋田県総務部総合防災課の佐藤和彦政策監から、「地域防災計画について」と題して、資料を用いて自主防災組織の活動を焦点にした講話がありました。
最後に行われた意見交換では、住民一人ひとりの防災に対する強い意識を感じ取ることができました。

(アンケート集計結果については、こちらをご覧ください。)


鎌滝准教授の報告講演

学生による研究成果の発表

佐藤政策監の講話