「メディカル・サイエンスカフェin大館国際情報学院高校」を開催

挨拶する佐藤校長


 

挨拶する上田理事


 

講演する引地助教


 

講演する山本特別教授


 

医療MaaS見学の様子


 

 秋田大学は令和8年6月2日(火)、秋田県立大館国際情報学院高等学校にてメディカル・サイエンスカフェ「秋田の医療を考える―地方医療を支えるチームの力」を開催しました。
 このイベントは,医学や健康について本学教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換する場」を組み合わせたもので、高等学校では4回目の開催となり、2年生の普通科67名が参加しました。高校を会場にすることから、幅広い進路選択の一助となるような構成で行いました。
 サイエンスカフェ・マスターとして吉岡 政人 保健学専攻長が進行役を務め、医学部の教員がそれぞれ専門分野から話題提供しました。
医学系研究科 男鹿なまはげ地域医療・総合診療連携講座の引地 悠 助教は「地域医療はみんなでつくる ー総合診療医とあなたの役割ー」と題し、高校生が地域の一員として自身の健康(睡眠・食事・運動)を守ることが、結果として地域の医療を守る貢献につながることを解説しました。次に、「医療過疎が日本を襲う: 地域医療のためのオンライン診療の役割」をテーマに、医学部附属病院 医療DXセンターの山本 浩史 特別教授が、急速な高齢化や病院数の減少、交通手段の確保といった社会的課題に対し、医療と移動を組み合わせた「医療MaaS」やICTを活用した遠隔医療がいかに有効であるかについて講演しました。講演後は、医療MaaSの見学が行われました。
 終了後のアンケートでは、「医療に関しては興味がなかったけど、睡眠不足とか当てはまってるのでいいなと思った。こんな素晴らしい講義を聞く機会はないと思うので今後の体験に活かしたいです。」や「75歳以上の高齢者の約8割は複数疾患を有する、2000年から20年間で病院数が約2割減少、2011年から8年間で免許返納者が約12倍などの日本における医療上の社会的課題があることを知った。秋田の医療を考えるとても良い時間だった。」、「秋田県の65歳位以上の高齢者の比率が全国で一番高いということで、今高校生である私達が常に危機感持って課題解決について考えなければならないと思いました。」などの感想があり、最先端の医療技術や地域課題解決への具体的なアプローチに触れたことが、生徒たちにとって自身の将来や社会との関わり方を多角的に考える契機となり、幅広い進路選択の一助となったようです。