「秋田大学防災サイエンスカフェin横手市」を開催しました。
秋田大学は平成30年7月29日(日)、横手市交流センターY2ぷらざにて「秋田大学防災サイエンスカフェin横手市(共催:秋田大学横手分校、地方創生センター)」を開催しました。
本事業は「防災」をテーマに、気軽に参加していただけるようカフェスタイルで行う講演会で、当日は地域住民の方々や防災関係者、高校生ら16名が参加しました。
前半は、地震工学を専門としている地方創生センターの水田敏彦教授より「横手市での災害に備える!~まずは『災害を知る』そして、明日に生かす~」というテーマで講話がありました。
初めに、地震の基本的なメカニズムについて解説があり、続いて秋田県には多数の活断層が存在していることや、過去に横手市周辺で発生した大型の地震、陸羽(六郷)地震についてなど資料や動画を使って説明を行いました。
また、水田教授が研究を続けている積雪期における地震災害について、横手市をフィールドに行った観測結果や、開発中の積雪期地震災害シミュレーターについても紹介がありました。
後半は、秋田県産の食材を使った非常食の缶詰の試食を行いながら、「防災カードゲーム『なまずの学校』」(企画・制作:NPO法人プラス・アーツ)を通して意見交換会を行いました。
「なまずの学校」は阪神・淡路大震災を経験された方々からのヒアリングやアンケートを元に作成された教材で、ゲーム形式で防災についての知識を得られることもあり、参加者からは子どもにもぴったりで教えたいと感想がありました。
また、全体を通して、今回の内容を地域活動にも取り入れたいとの感想もあり、防災を自分のこととして考える機会となったようでした。