2014/07/04
「子供の頃の夏の思い出」
6月23日から29日までは、男女共同参画週間でした。「家事場のパパヂカラ」のキャッチフレーズが書かれたポスターをご覧になった方も多いのではないかと思います。
これは、内閣府が「男性が、企業人としても家庭人としても豊かな生活をおくるために、長時間労働を減らして、女性と共に家事・育児・介護・地域活動に関わりたくなるようなキャッチフレーズ」を募集し、山口県の高校生が考えた作品が選ばれました。ママだけではなく、パパも家事や育児・介護に積極的に関わり、家事場で力を発揮してほしいという気持ちが込められた作品のようです。
私が子どもの頃、家事は母親のみがする家庭が多かったように思いますが、最近は共働きの家庭も増えて、子どもの頃から無意識に「男女共同参画」が基本になってきているように感じます。
ここからはちょっと恥ずかしいのですが、私の子どもの頃の話をしたいと思います。
小学生の頃、私の母は家で内職をしており、いつも家にいました。食事の支度をはじめ、家事はすべて母がしていたと思います。父は職人気質の人で家事はしませんでしたが、育児に関しては積極的に協力していたと思います。休日の朝は朝食の支度ができるまでの間、私と妹を連れてよく散歩にでかけてくれましたし、いわゆる家族サービスもよくしてくれていたので、家族旅行などの思い出はたくさんあります。
また、私たちが夏休みに入ると母は私たち姉妹を連れて長期間(三週間くらい)里帰りをしていました。私たちの世話はあるものの、母にとってもリフレッシュできる夏休みになっていたと思います。その間、父は炊事や洗濯など自分のことは自分でこなし、私たちが学校から持ち帰った朝顔などの花の世話もしてくれていました。花がたくさん咲いたところはあまり見ることができませんでしたが、種がたくさんとれて嬉しかったのを覚えています。
子どもの頃は深く考えてはいませんでしたが、母に一年間家族のために頑張ってくれたご褒美のお休みをプレゼントしていたということでしょうか。最近になってそのことを思い出し、改めて父を尊敬しました。そして私自身も子どもから尊敬される親になりたいと思いました。
男女共同参画推進室 菊池 寿美子