2014/05/19
「育児参加休暇」体験談
4月4日生まれの3,322グラムという非常に覚えやすい組み合わせで、我が家に長女が誕生しました。帝王切開での出産だったため、通常の出産に比べると産後の回復に時間がかかることから、特別休暇の「妻の出産に係る子又は小学校就学の始期に達するまでの子を養育する場合」いわゆる「男性の育児参加休暇」を取得して、妻が不在の間息子の面倒を見るため、8日間の休暇をいただきました。その間の出来事や感想など、とりとめの無い話になってしまいますが、簡単にご紹介したいと思います。また、4月もまだ半ばで、年度末からの仕事が落ち着かない中、快く休暇を取らせてくれた職場の皆様にはこの場を借りて改めて感謝申し上げます。
こうして、私と息子、妻と娘の「男の子チーム」「女の子チーム」に分かれてそれぞれ生活することになりました。まずは、仕事のある日よりも早い時間に起きて、子どもの弁当を作り、朝ご飯を食べさせ、通園へ送り出してようやく一息。そこから妻と娘の様子を見に病院へ行ったり、買い物を済ませたりとしていると、あっという間に息子を迎えに行く時間になります。そこから、晩ご飯を食べて、風呂に入って寝る、という夕方からは比較的普段と同じ生活になるのですが、今回の休暇中「男の子チーム」にはもう一つ大きなミッションが残されていました。何もこの時期にやらなくても、という話ですが、この休暇の後半には新居への引っ越しが控えており、妻不在の中、荷物を詰め、諸々の手続きをするという中々ハードな日程となりました。
慣れない生活リズムでしたが、息子と一緒にいる時間が多く、いつも夜寝る時は妻と一緒に寝ている息子が、「一緒に寝よう」と布団に入ってきたり、妻がいなくなって精神的に落ち込むかと思っていたら、息子なりにこの状況を乗り越えようと頑張っている様子を感じられたりと、この休暇を通して男同士の絆が深まった気がします。
普段は、ご飯を食べさせたり、一緒に風呂に入ったりと、多少は育児をしているつもりでも、いざ子どもに関するすべてのことを一人でやるとなると、子どものリズムに合わせて生活をするのはとても大変で、これまでの妻の苦労が少し分かったのと、日ごろ育児を含め支えてくれている妻への感謝の気持ちがより大きくなりました。
ちなみに、妻が戻ってきた日の夜、息子に「誰と一緒に寝る?」と自信満々に聞いたところあっさり「ママ」と言われ、「男の子チーム」は短い活動期間を終えました。
人事課 佐藤 佑樹