2016/05/02

「初心にかえって」

 

 

 “女性活躍”、“男性育児参加”、“介護離職ゼロ”、“待機児童ゼロ”など、少し前まではユートピアとも思われたことが施策として掲げられた平成28年度。まずは男女共同参画社会実現に向けて動いていることを素直に喜びたいと思います。そして、同時に、男女平等の社会とはどのようなものなのか、真剣に考えたいと思います。1000年以上さかのぼって調べてみても、男女平等の時代はありませんでした。21世紀にそれが実現すれば、素晴らしいことです。
 4月は新入生の学問に対する熱い眼差を感じる季節です。彼らと接していると、去年の講義ノートをそのまま使うのは申し訳ない気持ちでいっぱいになります。新しいノートをつくることになりますが、そのプロセスでかならず新しい気づきがあります。
“ワーク・ライフ・バランス”。聞き慣れ、使い古された言葉ではありません。平成27年度意識調査アンケートの結果、秋田大学教職員が男女共同参画推進室にもっとも期待したのはワーク・ライフ・バランス実現のための活動でした。
 初心にかえって、努力してまいりたいと存じます。
 今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。 


                      男女共同参画推進室長 渡部育子