秋田大学、独立行政法人国際協力機構と資源分野等の連携協定を締結
秋田大学は,令和6年7月3日(水),独立行政法人国際協力機構(以下,JICA)と資源分野等の連携協定を更新しました。調印式はANAクラウンプラザホテル秋田で行われ,JICAより田中明彦理事長,加用利彦シニアアドバイザー(JICA開発大学院連携),田中啓生社会基盤部部長,花立大民東北センター所長等11名が出席しました。秋田大学からは南谷佳弘学長,後藤猛理事(教育・国際・情報担当),藤井光副学長(国際戦略担当),柴山敦国際資源学研究科長(オンライン参加),安達毅同研究科教授・グローバルリソース研究機構長等8名が出席しました。
調印の後,南谷学長から,連携協定の更新により秋田大学とJICAの双方の長所を生かした資源分野の国際協力事業が,長期的かつ戦略的に実施できることとなり,我が国の安定的な鉱物資源の確保に貢献することを確信する旨の発言がありました。
これに対して,田中明彦理事長から,連携協定の更新が,今後国内の地域活性化や,日本でのグローバル人材育成にも重要な貢献を果たすものになると確信するとともに,これまでの連携実績を土台として,今後の資源分野の協力の発展的展開を期待する旨の発言がありました。
調印式に引き続き,懇談・昼食会が開催され,出席者からこれまでに築かれた途上国との関係強化についての意見交換が行われました。今後は秋田大学が育てた海外研究者に,再度秋田大学で教育・研究活動に従事してもらうような人材循環への期待とともに,これまでの経験で得たノウハウを他の分野へも拡大し,さらなる途上国との関係強化を期待する旨の発言もありました。
JICAと秋田大学は, 2019年5月に「資源分野等の連携協定」を結び,お互いの強みを生かした協力を進めてきました。特に,2014年から実施している資源分野の留学生受入事業「資源の絆プログラム」では,これまでに63名が秋田大学で学んでおり,今回の協定更新により更なる資源分野での協力強化が期待されます。