いよいよ漬込み作業です。

 

 11月17日(火)、秋田大学「がっこ」チームは再び横手市山内三ツ又地区へやって来ました。大根がいい具合に燻されています。いよいよ漬け込み作業です。
 高橋さんの作業小屋では、玄米の蒸し上がった何ともいえない、暖かみのある馥郁(ふくいく)とした香りが漂っています。燻りがっこの味は大根の品質、どれくらいの期間燻したかにもよりますが、決め手は何と言っても具材にあります。各家庭によって、入る材料自体が違う場合もあれば、入る物は同じでもその割合、調合の仕方が違うこともあります。漬け物は、漬ける人の手加減が変われば、味も変わるという奥深く、デリケートな食品です。それぞれの家で微妙に味が違い、自分の口に慣れた我が家の味が一番と思える所以(ゆえん)です。
我が、『秋大がっこ』には、冷めた玄米に麹を入れ、ザラメ、上白糖、塩、色づけに紅花、赤唐辛子を具材としました。割合は企業秘密です。
 大の大人が3人も入りそうな大きな樽に大根を隙間無く敷き詰めます。そこに先程の具材をのせます。また大根をぎっしりと並べます。具材を広げます。この繰り返しを樽の2/3まで続けます。しばらくそのまま空気にさらし、中蓋をして大きく重たい漬け物石をのせます。来週には水が上がってきます。こうして約2ヶ月間熟成させます。樽開けは年明け20日過ぎとなります。燻りがっこの味のコンテスト、【いぶりんピック】は2010(H22)年1月28日(木)です。秋田大学のがっこもエントリーできるくらいの仕上がりなればいいなー。乞うご期待!