秋田県立秋田中央高等学校において、水田地域防災部門長が講演を行いました。

 

 

 4月21日(月)、秋田県立秋田中央高校1年生約240名を対象として、地域創生センター水田敏彦地域防災部門長が「過去の大震災に学ぶ~震災と建築~」をテーマに講演を行いました。この講演会は、昨年度秋田中央高校が文部科学省SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されたことから、昨年度に引き続き企画されたもので、講演を通して生徒の研究基礎力を育成することを目的とします。
 水田地域防災部門長は、秋田市が公表した津波ハザードマップについて「積極的に見て欲しい。そしてどういう過程でつくったかを考えて欲しい」と、地域の考察と共に科学について興味を持って欲しいことを述べました。また、1914年に発生した秋田仙北地震や1968年に発生した十勝沖地震などを例に挙げ、建物の構造や材料などから被害状況の差を説明し、時代の変化とともに変わってきた耐震基準について解説しました。
 最後に水田地域防災部門長が勧める書籍を紹介し「難しい勉強でも平易に書かれた参考書などが図書館等にある。積極的に学んで欲しい」と述べ、秋田中央高校の講演を終えました。

 地域創生センター地域防災部門では、小中学校、自治体、企業等への講演会、出前授業等を通じて、広く秋田県の安全・安心のための防災教育活動を行っています。県内の防災・地震におけるご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。