防災教育外部指導者派遣事業において、水田敏彦地域防災部門長が秋田県立横手高等学校定時制課程の全校生徒を対象に講義を行いました。

 

 

 10月29日(水)秋田県立横手高等学校定時制課程の全校生徒114名と地域住民を対象に、地域創生センター水田敏彦地域防災部門長が「地震から100年 秋田仙北(強首)地震のはなし」と題し、講義を行いました。
 水田地域防災部門長は、「君たちは将来の秋田県を背負っていく人たちである。今日の授業を機会に地域で過去に発生した地震について学び、ぜひ次世代へ伝えてほしい」と述べ講義を始めました。秋田仙北地震では建物の倒壊被害が多く発生し、その原因として当時の建築構造が現在とは違うためであることを解説し、被害の経験を踏まえ発達した制震・免震構造技術について、会場となった講堂の構造や建築材料の強度などの解説を交えながら説明しました。また、地震発生時は屋内の家具転倒による被害が危惧されることから、寝室に置いてある家具の配置や固定を行うなどの防災対策を講じることが命を守るために重要であると述べると、生徒や地域住民はメモをとりながら熱心に聴いていました。

 地域創生センター地域防災部門では、小中学校、自治体、企業等への講演会、出前授業等を通じて、広く秋田県の安全・安心のための防災教育活動を行っています。県内の防災・地震におけるご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。