「メディカル・サイエンスカフェin本荘高校」を開催

挨拶する高橋校長

 

挨拶する羽渕医学部長

 

講演する海老原教授

 

質疑応答に答える熊澤准教授

 

意見交換の様子

 

 秋田大学は令和7年5月13日(火)、秋田県立本荘高等学校にてメディカル・サイエンスカフェ「秋田大学が進める医療と医学の最先端–DX、ロボット支援手術から細胞レベルの研究まで -」を開催しました。
 このイベントは,医学や健康について本学教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換する場」を組み合わせたもので、高等学校では3回目の開催となり、2年生の理型93名が参加しました。高校を会場にすることから、幅広い進路選択の一助となるような構成で行いました。
 サイエンスカフェ・マスターとして羽渕友則医学部長が進行役を務め、医学部の教員がそれぞれ専門分野から話題提供しました。
 微生物学講座の海老原敬教授は「ライフサイエンスって何だろう?~生命現象の記号化とその意義~」と題し、バイオサイエンスがタンパク質の機能を分析することで発達してきたことを説明しました。次に、「ロボット支援下手術と生殖医療の最先端」をテーマに、産婦人科学講座熊澤由紀代准教授が、最先端のロボット支援下手術と生殖医療について講演しました。
 講演後は、質疑応答が行われ、時間の経過とともに意見交換が活発になり、予定時間を延長してのイベントとなりました。
 終了後のアンケートでは、「ライフサイエンスについて記号や数字などを使って表すことで理解がしやすくなると思いました。また、ロボット手術が行われているということを知って驚きました。質疑応答で体外受精によって人為的に双子や三つ子をつくることができるという話が興味深かったです。まだ進路が明確に決まっていないので、これらの話を参考に進路について考えたいと思いました。」や「私は医療の仕事につきたいと考えているので、今回の2つの講演はとても興味深かった。特に、ロボット手術の映像や帝王切開の映像は見ることがないので貴重で面白かった。小児科か産婦人科に所属してみたいと思っていたので、海老原さんと熊澤さんの話は参考になった。不妊治療の話は今までは言葉は知っていたけど、具体的にどのようなことをするのかは何も知らなかったので今日知ることができた。これからの医療の発展が気になった。」などの感想があり、将来の選択肢を拡げるきっかけとなり、進路選択の参考になったようです。