秋田大学生が美郷中学校3年生へ学習指導を行いました。

 

 

 

 平成26年8月19日(火),秋田大学生10名が秋田県立岩城少年自然の家で行われた美郷町立美郷中学校の勉強合宿(2泊3日の内の2日目)を訪れ,3年生の生徒約130名に学習指導を行いました。

 この事業は秋田大学と美郷町との連携事業の一環として企画されたもので,今回が初めての試みとなります。高校受験を控えた生徒が秋田大学生と交流することで,学習方法の工夫の仕方や進路選択等について意識を向上させ,キャリア教育の充実に資することを目的としています。大学生にとっても,中学生と触れ合う機会は,教員を志す者を中心として貴重な経験になります。

 この日生徒たちは,自身が課題とする教科ごとに10~15名程度の班に分かれて自学自習を行い,そこに学生が1名ずつ担当として配置につきました。
 始めはなかなか声をかけられなかった学生たちでしたが,徐々につまずいている生徒を見つけては指導にあたることができるようになり,それに応えて生徒からも積極的に分からない問題について質問があがるなど,充実した学習時間となりました。

 自習終了後には「お別れの会」も開かれ,班ごとに交流がありました。ある学生は,「今は明確な夢がなくても,自分のペースで,自分の目標を見つけて頑張ってください」と生徒にアドバイス。身近な先輩の話は,中学生にとって自身の進路を考える良い機会となったことでしょう。

 秋田大学では,これからも美郷町をはじめ各自治体と連携し,様々な事業を行ってまいります。