能代市立第四小学校において,鎌滝准教授が防災授業を実施しました。(H27.9.10)

 

 9月10日(木),能代市立第四小学校の5年生96名を対象に,地域創生センターの鎌滝孝信准教授が「『地震』や『津波』から『命』を守ろう!」をテーマに防災授業を行いました。
 鎌滝准教授は,地震・津波が発生する仕組みについての解説や実験を交えながら,日本は世界的に見ても地震が多い国であること,地震発生時に備えて普段から身の回りの危険因子などを確認しておく必要があること,そして自分の命は自分で守るという意識が重要であることなどを述べました。
 中でも児童たちの興味を引いていたのは,津波についての解説です。通常の波とは違い,波長が長く勢いのある海水が壁のように押し寄せ,それゆえにたった50㎝の高さでも簡単に大人が流されてしまうという津波の威力を知った児童たちは,その後の質問時間でも「津波が起こったら,どこに避難すればよいですか。」「地震の揺れを感じないのに,津波が来ることはありますか。」などたくさんの問いを投げかけて,津波から身を守るための知識を学ぼうとしている様子でした。
 授業終了後には,「家に帰ったら,今日聴いた話を家族とも話し合いたい。」「自分の命は自分で守る,という気持ちが大事だと分かった。」といった感想があり,児童たちにとっては地震や津波といった災害について,当事者意識をもって考える機会となったようです。

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