本荘地域町内会長協議会の「視察研修会」において,秋田大学の教員が講話を行いました。

 

 

 9月15日(火),本荘地域町内会長協議会の会員43名が,「視察研修会」として秋田大学を訪れました。
 この研修会は自主防災について考えることを目的として同協議会が企画したもので,当日は国際資源学部資源地球科学コースの大場司教授と地域創生センター地域防災部門の鎌滝孝信准教授が講師を務めました。
 前半の鎌滝准教授は,津波痕跡や活断層の分布の観点から,秋田県,そして由利本荘地域における地震防災について言及しました。地震が「どこで」,「どれくらいの大きさで」発生するかということに比べ,それが「いつ」起こるかを知ることは簡単ではないとして,津波への警戒心も持ちながら日々備えておくことの重要性について解説しました。
 続いて大場教授が,鳥海山の噴火に伴う防災をテーマに講話を行いました。「噴火の種類や噴火に伴い発生する現象は様々であるが,それらがすべて鳥海山でも起こるというわけではない。」と述べた大場教授は,「鳥海山の癖」を把握することが,いざという時に被害を減らすことに繋がると強調しました。
 講話の後には多くの質問が出るなど,参加者からは研修の内容を今後の防災活動に活かしていこうとする意識を窺うことができました。

地域創生センター地域防災部門では,小中学校,自治体,企業等への講演会,出前授業等を通じて,広く秋田県の安全・安心のための防災教育活動を行っています。県内の防災・地震におけるご相談がありましたら,お気軽にご連絡ください。
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