「秋田県自主防災アドバイザーフォローアップ研修兼養成研修」において,鎌滝准教授が講義を行いました。

 

 3月2日(水),秋田県庁第二庁舎の災害対策本部室を会場に開催された標記研修において,秋田大学地域創生センター地域防災部門の鎌滝孝信准教授が講師を務めました。
 この研修は,秋田県が委嘱する自主防災アドバイザーおよび新規にアドバイザーとなる方々を対象として県が主催したものです。鎌滝准教授は14名の参加者に向け,「秋田県における過去の津波と今後の地震・津波防災について」と題して講義を行いました。
 「自分たちの住む地域でどのような災害が起きてきたのかを知ることが,防災へ関心を持つために大事なこと」であると冒頭で述べた鎌滝准教授は,自身が取り組んできた津波堆積物の調査の内容を交えながら,過去を知り,将来へ備えることの重要性について解説しました。
 また,県内の小学生を対象とした防災意識に関する研究において,児童への防災教育を推進するためには,親への防災教育も大切であるという結果が示唆されたことを説明。自宅や近所の防災マップを作るなど,家庭から防災教育に取り組んでいくことが重要であると述べました。
 参加者は,各々が自主防災アドバイザーとしてこれからどのように活動していくかを見据えるように,真剣な表情で話を聴いていました。


地域創生センター地域防災部門では,小中学校,自治体,企業等への講演会,出前授業等を通じて,広く秋田県の安全・安心のための防災教育活動を行っています。県内の防災・地震におけるご相談がありましたら,お気軽にご連絡ください。
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