How To 海外留学リモート座談会を開催しました(R3.12.15)

ドイツ留学中の岡嵜さん

 

岡嵜さんの留学先紹介

 

フィリピン留学経験者の高橋さん

 

高橋さんの留学先紹介

 

留学生活について質問する高校生

 

 令和3年12月15日(水)、秋田大学は、「How To 海外留学リモート座談会 ~海外で活躍する国際資源学部の大学生に聞いてみよう!~」を実施しました。これは、将来海外留学に行きたいと考えている秋田県内の高校生を対象としたもので、海外留学中または留学経験者の秋田大学生を講師とし、リモート接続で留学先等と高校をつないで、海外留学について直接話を聞いて質問する交流行事です。合わせて、秋田大学の教員による国際資源学部の紹介、留学制度の紹介も行いました。
 今年度が初めての開催となります。海外留学を経験して努力する先輩の話を聴いて留学の実態・制度について学ぶことで、高校生が進路を考えるきっかけとしてもらい、その学習意欲を向上させることが、この行事の開催目的です。

 今回は、大館国際情報学院高等学校、能代松陽高等学校、秋田南高等学校、由利高等学校および横手清陵学院高等学校の5校の希望生徒40名を対象に開催しました。
 講師となる大学生は、秋田大学国際資源学部3年生の岡嵜 温子さん(ドイツ留学中)と、同学部4年生の高橋 佑太さん(フィリピン留学経験者)の2名です。
 座談会の中で、岡嵜さんは「留学先では、外国語や専門科目を学べるだけでなく、新しい価値観も得ることができる。広い視野を身に付けて将来に生かしていきたい。」と語りました。
 高橋さんは「将来は海外で活躍したいと思ったが英語の成績が良くなかったので、好きになろうと努力した。英語の歌を聴いたりアニメを英語で見たり、自分の好きなものと英語を関連付けて、英語力を伸ばした。」と、留学に向けた自分なりの勉強法を紹介しました。
 岡嵜さん・高橋さんが所属する国際資源学部の大場副学部長からは「国際資源学部では、日本で唯一、文系での観点で資源を研究する資源政策コースを有するなど、文理融合教育を行っている。入学後の英語教育にとても力を入れているほか、必修科目の海外資源フィールドワークなど実践的教育も特長的。」と学部紹介がありました。
 高等教育グローバルセンターの浜田助教は、秋田大学の留学制度の紹介後、「大学3年生の9月から留学に行きたいと思ったら、大学入学後、どんな準備をいつから始めればいいのか?」と、具体的なシミュレーションに沿って準備スケジュールを高校生たちに分かりやすく説明しました。

 座談会の後半、高校生からの質問タイムでは、「留学先で授業についていくために必要な能力は何か?」という質問に、岡嵜さんは「近くの人に質問するための語学力も必要だが、遠慮せずに聞く勇気が大切!」と回答しました。
 高橋さんは「できるけれど、したくないことがあるのは勿体ない。自分にとっては英語がそうだったが、少しずつ勉強したことで留学や就職につながった。皆さんも少しずつ行動しましょう!」と、海外留学を目指す高校生たちへエールを送りました。

 行事後のアンケートでは、参加した高校生から「先輩方が明るくにこやかに留学経験を話されているのを見て、留学したいという思いが強くなりました。」「留学はとてもハードルが高いものだと感じていたが、留学している大学生の方から実際の話を聞いたことで、身近な印象に変わった。また、専門分野の勉強など、語学力向上以外の目的での留学もあると知り、視野が広がった。」「具体的な留学までの流れや大事なことをわかりやすく説明していただけた。」といった感想が寄せられ、大変好評に終わりました。


  実施日:令和3年12月15日(水)
  主 催:秋田大学
  対象校:大館国際情報学院高等学校、能代松陽高等学校、秋田南高等学校、
      由利高等学校、横手清陵学院高等学校
  生徒数:5校 計40名
  講 師:国際資源学部 副学部長 大場 司 教授
      高等教育グローバルセンター 浜田 典子 助教
      国際資源学部3年 岡嵜 温子 さん
      国際資源学部4年 高橋 佑太 さん