秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」大根の収穫・漬込みを行いました(H30.11.3~4)

 

 

 

 

 

 平成30年度「いぶりばでぃ」づくり2回目の活動として、11月3日(土)~4日(日)、横手市山内地区で大根の収穫と漬込み作業を行いました。

 今回の活動には、学生有志7名(教育文化学部3名・理工学部1名・インド出身留学生2名、フィリピン出身留学生1名)が参加。地元農家の方々の指導のもと、8月に種をまいた大根の収穫・洗浄や、燻すための編込み作業、漬込み作業を体験させていただきました。一連の活動を通して、農産物に付加価値を付け地域の特産品としていく過程について理解を深めることができました。今回はインド・フィリピン出身の留学生も手振り身振りを交えて地元農家の方々との交流を楽しみながら農作業に汗を流しました。今回の活動で得た経験を、今季の「いぶりばでぃ」販売計画やPR活動に反映していくこととしています。

~活動の記録~
【山内三又到着、懇談】
 初めに学生一人ずつ自己紹介・今回の活動への意気込みを話したのち、農家民宿の髙橋篤子さんから今回の作業についての説明を伺った。根岸横手分校長より、二日間の体験を通して沢水や薪など農業に資する豊かな自然環境にも目を向けてほしい、山内から全国に出荷されているいぶりがっこづくりの体験を通じて多くのことを学んでほしいと英語で講話があった。

【大根の収穫・洗浄】
 民宿裏の圃場(8月に種まきを行った畑)へ向かい、大根の収穫を体験した。同じ日に植えた畑でも日の当たり具合などで生育状態が異なり学生らは農業の奥深さ・難しさを味わっているようであった。
 収穫した大根は沢の水を利用して泥を落とした。沢の水が冷たく重労働であったが学生・留学生ともに丁寧に作業を行っていた。また、地区の特産である山内人参の収穫・洗浄も合わせて行った。

【大根の編込み】
 地元農家の方々から縛り方のコツを習い、大根の編込み作業を行った。大きさや形の不揃いな大根をバランス良く配置し結わえるのに初めは苦戦していたようだが、コツを教えあいながら協力して作業を完了した。

【大根の燻し】
 編み込んだ大根を燻し小屋に吊す作業や、燻し終わった大根を小屋から降ろす作業を行った。力がいる作業だが根気よく進めていた。また、燻し終わった大根の編み紐ほどきや洗浄作業も地元農家の女性らと手分けして行った。

【漬込み】
 地元農家の方々と協力し、大型コンテナボックスの中で大根と漬材を敷き詰める作業を行った。不揃いな大きさ・形の大根の配置バランスなどを調整しながらの作業で、留学生らも「two long radishes」「short one, please」など英語での会話を交えながら和気藹々と行っていた。

~参加学生の感想(一部抜粋)~
"It was a really nice experience to learn the process of Japanese radish
pickle. Farm owner and other farmers were very cooperative in transferring
their knowledge of preparation of pickle. Though several steps involved in
making of pickle, we were lucky enough to participate significant part of
pickle making such as picking the radish from farm, cleaning, smoking and
preserving in barrel for two months. It was worth to visit the farm and
looking forward to joining next time to open the barrel and packing the
pickle. Apart from this, the farm owner arranged traditional Japanese meals
which include one breakfast, two lunches, one dinner, and snacks. We really
enjoyed the meal. In addition, the autumn colors on mountains spread around
the farm are most scenic and so beautiful."
「いぶりがっこづくりの工程を学ぶことができ、非常に良い経験となりました。農家の皆さんはみな協力して私たちに作り方を伝授してくれました。今回は大根の収穫から洗浄、燻し、樽での漬込みまで携わることができ、いぶりがっこづくりの一端を担えたようでうれしく思います。次回の樽開けやパック詰めの活動も楽しみにしています。加えて、農家の皆さんがふるまってくださった和食やおやつも、全てとても美味しく頂くことが出来ました。紅葉の広がる山の景色もとても美しかったです」(インド出身留学生)

「久しぶりの活動でしたが暖かく迎え入れていただけて楽しかったです。
大根・人参の収穫や洗い作業、大根を結んだり吊るしたりする作業と幅広く色々なことを学べました。また参加したいです」(教育文化学部3年)