令和元年度 大学生・高校生教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しました。

中学3年生の学習会での指導補助(高校生)

 

中学3年生との交流タイム(高校生)

 

スクールカウンセラーとの懇談会

 

中学1・2年生へ実習授業(大学生)

 

中学1・2年生へ実習授業(高校生)

 

 秋田大学横手分校は、将来教職を目指している大学生・高校生を対象に、平成23年度より教職体験プログラム「教育ミニミニ実習」を実施しています。
 この取り組みは、教職を目指す大学生・高校生が中学生との交流を通じ自己の適性や課題を知り、将来の夢の実現の一歩とする事を目的としております。また、実習先の中学生にとっても、年齢の近い高校生らが教師役として活躍する姿を見ることで、今後目指す進路について意識する機会となることを期待して実施しています。
 9回目の開催となる今回は、実習校として昨年より引き続き十文字中学校の協力の下、令和元年12月26日(木)、27日(金)と令和2年1月7日(火)、8日(水)の計4日間に渡って実施し、秋田県南地区の高校生15名と秋田大学生1名が参加しました。
 
12月の2日間は受験を控えた中学3年生を対象とした学習会に参加させていただきました。十文字中学校では今年から、中学生が各自で解けなかった問題を教員に質問に行く体制を取っており、実習生も質問に来た中学生に解説を行いました。質問内容が予想できないこともあり苦戦する場面もありましたが、中学生と一緒に、また実習生同士でも協力しながら一緒に問題を解いていました。また、交流の時間も設けていただき、受験を控えた3年生へ向けて、アドバイスをする場面も見られました。

年が明けて1月の実習では、中学1・2年生を対象に1人40分の実習授業を行いました。
期間中は実習生1人1人に中学校の教員が付き、本番までに指導案の打合せを重ねており、最終日前日には模擬授業も行いました。
実習の集大成となる最終日は教育関係者の視察が入る中での授業ということで緊張した面持ちでしたが、学ぶことの楽しさを伝えたいとそれぞれが選んだ題材の授業を、思いが伝わるよう丁寧に実践しました。

実習中は授業の準備の他にも部活動への参加や、十文字中学校からのご提案で秋田県教育委員会スクールカウンセラーの戸田麻美氏にお越しいただき、生徒理解について語り合う懇談会を実施したりと忙しい4日間ではありましたが、実習生からは「普段の私たちからは見えない先生方の姿を多く目にすることができました。先生の大変さ、そして魅力をたくさん吸収できた4日間でした」「先生方から多くのことを学ぶことができ、また、教職を目指す他の実習生からも多くの刺激を受けました。」と感想があり、教師になる気持ちがさらに強くなったという感想も多く見られました。


<「教育ミニミニ実習」実施までの流れ>

 【オリエンテーション】
  実施日:令和元年11月16日(土)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:実習生・関係者へ向け、事業のねらいについての説明や
      実習に向けた事前指導を行った。

 【実習授業の事前練習会】
  実施日:令和元年12月21日(土)
  会 場:横手市交流センターY2ぷらざ
  内 容:最終日に実習生が行う1人40分の実習授業に向けて、
      全員で練習会を行った。