「生活の中の算数・数学」を実施しました。

 

 

 

 秋田大学は、令和4年9月23日(金・祝)、横手市交流センターY2ぷらざにて「生活の中の算数・数学」(主催:秋田大学横手分校、秋田大学地方創生センター)を開催しました。

 秋田大学教育文化学部で数学教育を専門としている加藤慎一講師より、数学をもっと身近に感じてもらうことを目的に、“数や式”、“関数”、“統計”が日常生活でどのように活用されているか具体的な場面を紹介しながら、受講者全員で考えたり、分析などを行いました。

第一部では、「数と式、関数」編として、プールに水を入れる、抜くという具体例などから関数でかかる時間を導き出せることについて解説があり、実際に解きながら、講師からは事象の変化を捉えて問題解決に活かすことが大切とお話がありました。
また、第二部は「統計」編としてグラフの見方を解説し、それを踏まえて自分ならどのように分析するかを受講者同士で話し合う場面などもありました。統計の分析については答えがなく、データを見てどう考えるか、明確な理由が述べられるかが大切と解説があり、受講者は現在の数学教育の一端に触れ、自身が受けた授業を振り返っているようでした。
最後に関数電卓やアプリを体験する時間もあり、スタッフとして参加した大学生4名からレクチャーを受ける場面もありました。

受講者は10代から70代までの幅広い年代の方にご参加いただき、10代の方からは「自分の苦手な規則性のある問題も楽しく解くことができた」、また、60代の方からは「自分が中・高で学んだ時の教わり方とあまりにも異なっていてびっくりしました。今日のような教わり方だったらもっと数学が好きになっていたかも」と感想がありました。

※本学では日本国内における新型コロナウイルス感染症の発生に関しまして、政府、自治体、関係機関等から示される情報の収集に努めるとともに、感染拡大の防止に細心の注意を払い、公開講座を実施しております。