地域活性化イベント「採ろう!作ろう!なべっこ遠足」を開催しました。(H23.9.29)

いものこの皮むきをする参加者

 

水車小屋で粉ひき体験中

 

地元の方といものこ汁作り

 

完成したいものこ汁と岩魚の塩焼き

 

 9月29日(木),横手市山内三又地区で,学生企画の地域活性化イベント「採ろう!作ろう!なべっこ遠足」を開催しました。
 このイベントは,秋田大学オフィシャルいぶりがっこ「いぶりばでぃ」の産地である山内三又地区の魅力を県内に広く発信し,同時に学生と地元の方々との交流の機会とするため,オフィシャルいぶりがっこ製造プロジェクトに参加している教育文化学部長沼研究室の学生が企画したものです。準備から前日の設営,当日の進行も学生自ら行いました。

 当日は,久々の快晴で絶好のなべっこ日和となり,天候を心配していた学生たちは一安心したようでした。午前9時30分,会場の三又地区遊水の里公園に参加者が集まり始め,学生がオリエンテーションを進行してイベントスタート。体験コースはくじ引きで6班に分かれました。
いものこ班,きのこ狩り班,そばの粉ひき班,漬物班,おにぎり班,岩魚の塩焼き班の6班に分かれた参加者たちは,地元の方と一緒に作業し,食材の調達を行いました。作業中の参加者からは,「焼き串の代わりに枝を加工する地元の人の知恵はすごい!」,「いものこを収穫するのは初めて」といった声が聞かれ,貴重な経験となったようです。

 お昼には,調達した食材を使い調理したいものこ汁やそばがき,岩魚の塩焼き,山菜のつけもので昼食をとりました。地元の方々と談笑しながらの昼食は格別のおいしさだったようで,何回もおかわりする姿も見られました。参加者は,いものこやそばなどの山内の特産物を使った地域の味を実感したようです。

 昼食後には,長沼研究室の学生が作成した「山内三又マップ」を手に自由散策。参加者は,山間の集落風景を眺めつつ,思い思いにゆったりとした時間を過ごしたようです。参加者からは,「緑が絵画のようできれい」,「童心に返って過ごすことができた」といった感想が聞かれ,県外出身の学生は,初めて見た山奥の農村風景と自然の豊かさに驚いていました。
 散策終了後,御協力いただいた地元の方々にお礼を述べ,地元の方からも「また来てください」と温かい声をいただき,イベントは無事終了となりました。
 今回のイベントを通して,山内三又地区の特産物や自然,地元の方の温かさなど地域の魅力を,より多くの人に知っていただく機会となったのではないでしょうか。