秋田大学の学生が横手市で「農業体験ツアー」を行いました。(H24.5.26~27)

マイ箸作りの様子

 

増田の蔵の見学の様子

 

 

農作業体験の様子
農家の方が暖かく迎えてくれました

 

 5月26日(土)~27日(日)の2日間に渡り、「日本文化入門Ⅰ」の授業の一環として「横手市農業体験ツアー」が開催され、受講している学生30名(内留学生27名)が参加しました。
 この授業は、日本の文化を学ぶことはもちろん、よりよいコミュニケーション能力を促進し、地元住民との相互理解を深める事を目的としています。

 1日目は増田町の「釣りキチ三平の里体験学習館」で箸作りの体験学習を行いました。学生たちは杉の木材をやすりで削り、好みの箸に形を整える作業に取り組みました。お互いに写真を撮りながらも熱心に製作に取り組み、仕上げた後は折り紙で箸入れも作りました。

 午後からは蔵の多い街並み「くらしっくロード」へ移動し、ガイドさんに説明を受けながら伝統的な建物について学びました。町の中に多くの蔵が密集しているのは全国的にも珍しく注目を浴びています。「佐藤又六家」の内蔵や「旧石田邸」の3階木造建築物などを巡り、ガイドさんに蔵に描かれている家紋について質問をしている学生もいました。

 その後、学生は8グループに分かれ、横手市、増田町、大森町の農家にそれぞれ民泊しました。各お宅で夕飯作りを手伝いながら交流を深め、地元の味を楽しみながら翌日の農業体験に備えました。

 2日目は朝から各農家で農業体験です。
横手市で民泊をしたグループは、なすやとうもろこしの苗を植えました。ケニア出身の学生は「初めての経験で楽しい」と言いながら、朝早くからの作業により慣れたのか、上手に植え付けを行っていました。受け入れ先の農家の方も「みんな日本語が上手で驚いた。たくさん質問をしてくれるのでうれしい」と話し、お互いに有意義な時間を過ごしたようでした。
他のグループも田植え作業やりんごの摘果作業をし、中にはそば打ちの体験をしたグループもありました。

 留学生にとっては今回の農業体験を通じて日本文化の一端に触れることができたのではないでしょうか。