男鹿市でわくわくドキドキ理科実験教室を実施しました(R4.7.16)

 

 

 

 

 令和4年7月16日(土)、秋田大学男鹿なまはげ分校は、男鹿市教育委員会との共催で「わくわくドキドキ理科実験教室 ~秋田大学の一日出張実験室~」を開催しました。この教室は男鹿市の小学3年生から6年生までを対象に、理科実験に触れることを通して科学への興味関心を深めてもらい、次代を担う科学技術人材の育成に寄与することを目的として行っているものです。令和2・3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、今回は3年ぶりの開催となりました。

 教室は、まず齊藤寛治助教による珪藻土と粘土の水溶液の蛍光発色の実演ショーから始まりました。ショーの後、児童たちは会場内に設けられた各実験ブースを順序に巡り、様々な実験を体験しました。
 実験ブースのひとつ、「発泡スチロールでスタンプをつくろう」コーナーでは、児童たちが鏡文字の表を見ながら発泡スチロールを溶かして、自分の好きな字のスタンプづくりに奮闘しました。発泡スチロールを削るのではなく、綿棒につけた液体で溶かすことでスタンプづくりをすることに驚いた児童が多かったようです。中には「龍」のような難しい漢字に挑戦する児童もいました。
 他にも「スライムをつくろう」「液体ちっそでいろんなものを冷やしてみよう」「花火の色をつくろう」「家庭における酸とアルカリ」「クロマトグラフィーってなんだろう」といった実験ブースがありました。いずれのコーナーでも、児童たちは不思議な化学現象と先生・学生たちの説明に目を輝かせていました。

 行事終了後のアンケートでは、「たくさんの実験ができて、すごく楽しかった。科学が前よりも好きになった。」「学校でも理科をがんばろうと思いました。」「夏休みの工作や自由研究の参考にしてみたいです。」等の感想が寄せられ、参加児童たちにはとても楽しく科学に親しんだ一日になった様子でした。

  実施日:令和4年7月16日(土)
  主 催:秋田大学男鹿なまはげ分校、男鹿市教育委員会
  会 場:男鹿市B&G海洋センター体育館
  講 師:秋田大学理工学部 加藤 純雄 教授、小笠原 正剛 准教授、齊藤 寛治 助教、
      理工学部学生・大学院生19名
  参加者:男鹿市の小学生47名