オンライン医学部訪問を実施しました(R4.8.10)

 

 

 

 

 令和4年8月10日(水)、秋田大学男鹿なまはげ分校は、男鹿市教育委員会及びにかほ市教育委員会との共催で「オンライン医学部訪問」を開催しました。この行事は、男鹿市・にかほ市の小学5年生から中学3年生までを対象に、医療の仕事に興味・関心がある子どもが秋田大学の医療関係者と交流することを通して自らの職業観を明確にすることを目的として行うものです。コロナ禍以前は大学キャンパスを実際に訪れる行事でしたが、令和2・3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまい、今回はZoomを使って医学部の教員・大学生と児童生徒が交流するオンライン行事として開催しました。

 行事はまず、医学部の長谷川仁志教授と安藤秀明教授による医学科・保健学科それぞれの紹介から始まりました。長谷川教授は「医療職になるには勉強だけでなく、豊かな教養やプロフェッショナリズム、高い倫理観などの人間力を身につけなければいけない。」と医学教育の目標を説明しました。安藤教授は「医療現場では、医師・看護師・理学療法士・作業療法士等の専門家がチームで医療に取り組むので、皆さんには様々な職種に関心を持ってほしい。」と述べました。
 次に、長谷川教授から医療の基本となるフィジカルアセスメント(身体診察)について、シミュレーション教育センターの機器を用いた説明がありました。また、東日本大震災の被災地へ医療支援チームとして派遣された経験と、そのときに医療がやりがいのある仕事だと改めて実感したことを語りました。
 行事の後半では、医学部の大学生と参加児童生徒の交流タイムを設けました。活発な交流がみられ、児童生徒からは医療者になるための勉強方法や心がけについて多数の質問がありました。

 行事後、参加した児童生徒からは「大学生の人達が楽しそうだった。」「被災地で先生方が活躍・奮闘する姿に感銘を受けました。」といった感想の声が聞かれ、医療職を目指す気持ちを一層強めたようでした。

  実施日:令和4年8月10日(水)
  主 催:秋田大学男鹿なまはげ分校、男鹿市教育委員会、にかほ市教育委員会
  開催方式:オンライン(Zoom)
  講 師:秋田大学医学部 長谷川 仁志 教授、安藤 秀明 教授、医学部学生7名
  参加者:男鹿市・にかほ市の小中学生13名